53F 資料室
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2002 7月号 No.75
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ バックナンバーはホームページにて閲覧できます
┏┏┏┏ http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
まぐまぐ発行・配送数: 9181 部
めろんぱん発行・配送数: 961 部
《目次》
・ [特集] PCの不調改善
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part33)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(透かしの検出ははずしちゃえ)
・ [新連載] 思いつきのショートコラム
(観察力と思い込み)
・ デジタルフォトクラブ
(写真とは何か)
・ いいもの紹介 (使い捨てカメラ)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
★★★★★★ ネガフィルム → スキャン → CD-R書込み ★★★★★★
過去に撮影したネガ・ポジをデジタイズしてCDを作成します。
1本分(40コマ以内)全コマで600円と、とってもリーズナブル。
35mmもブローニーもどちらでもスキャンできます。
インデックスプリントがCDジャケットになって付いて来るので、中身丸見え!
同プリのセットはもっと安いよ。
★★★★★ 辻写真館 知多市新舞子 tsuji@chitanet.or.jp ★★★★★
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
メールマガジン「デジタル写真セミナー」では、
広告内容に関しても独断ではありますが、
読者に対して有用な、デジタル写真に関連のあるものを基準に
発行者の理解の下で吟味して掲載していますので、
ご要望にお応えできない場合もあることをご了承ください。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
===== はじめに =====
8月11(日)〜12(月)に静岡の天竜川の支流、
気田川の春野町のキャンプ場へ3〜4家族で出かけますよ。
もちろんカヤックで川下りをするのが目的です。
今回はちゃんとしたキャンプ場でのふぅわみりぃきゃぁんぷなので
お暇な人はのぞきにきてね。
行こうかなぁって人は、メールちょうだい。携帯番号を教えるよ。
関係ないけど夏のおまけ、
デジセミチャートAを用意しました。まずは濃度を判定するために。
プリンターの出力特性の判定にご利用ください。
デジセミチャートAは、白の限界値、黒の限界値、グレーの偏りを
検査することができます。
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の
トップページ下のほうからリンクしています。
それから、最近特に増えているのが返信エラーです。
せっかくいい情報を教えていただいても、
お礼メールが戻ってきてしまいます。
なかなか返信がないと思っている方は、お手数ですがもう一度
返信アドレスを確認して送信願います。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[特集] PCの不調改善
今回はちょっと思考をかえて、パソコンの安定度についての
確認事項を取り上げていきたいと思います。
システムやプログラムについては、他に詳しい人がいると思いますので、
ここではそれ以外の、わかりやすく、すぐにできる策についてです。
おもにハードの基本的にことになりますが、
まずは接触不良の確認です。
各ケーブルは確実に差し込んであるかどかと、ちゃんと接点がつながって
いるかどうかの点検をします。
接点がつながっているためには、ほこりやさびの膜が無いことです。
コネクタの金具に「CRC 2-26(電気接点復活剤)」等のオイルスプレーを
しゅ〜っとして歯ブラシ等で磨きます。
で、オイルの乾かないうちに、コネクタをさしたり抜いたり繰り返して
接触を確保するだけです。
また、すこしハードに詳しい人なら、本体を開けて各パーツがしっかりと
ささっているかどうか一度抜いて差しなおします。
内蔵ディスクや各ボード類、ケーブルやメモリーチップ等も
差し直してやります。
以前にあった事ですが、なぜかメモリーが外れかかっていた事がありました。
そうそう、いちばん簡単で忘れがちなことがありました。
デスクトップの場合、AC電源のケーブルの向きは正しいでしょうか?
家庭用コンセントには、極性があります。
100VのACなのに変だなぁと思わずに試してみてくださいね。
壁の埋め込みコンセントの穴をよく見てください。
左側の穴が長くて右側の穴が短くなっているはずです。
この左の長い穴の方が接地側になりますので、パソコンのシャーシ側に
くるのが正しい極性になります。
これが合っていると、気のせいでしょうが安定するような・・・
うちのパソコンデスクや収納ラックにはすべてアースが落としてありますので
電源の差込が反対になっていると
パソコン本体に触れたときにびりびりしちゃうんです。
べつに感電と言うほどのものではありませんが、
なんとなくこそばゆいような嫌な感覚です。
検電ドライバーがあればすぐにわかることですので、
一本用意しておくのもいいんじゃないですか。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part33」
「何を伝えるのか」 〜いちばん大切なこと〜
「バランスの崩し方」
写真を撮る上での作画法として、主役と脇役があることは
以前に出てきましたが、そのバランスが特に重要になってきます。
目的に合った主役があり、そのポイントを引き立てる
脇役の存在があります。
では、主役になる部分は、のほほんと居座っていればいいわけでしょうか。
この部分で作品のインパクトが左右されることになります。
すばらしい主役に出会っていれば、それはそれで美しく絵葉書のように
万人に認められる写真になるわけですが、
写真ってもんは、何を撮ったかよりもどう撮ったのかが重要で
結局は何を伝えるのかという表現手段な訳です。
ですから、完璧にバランスのとれた美しい写真よりも
そこからどう崩していくかが撮影者のセンスにかかってきます。
いまどきのカメラは、シャッターを押しさえすれば
ピントも露出も自動にある程度は合ってくれて写真を撮ることが
誰にでも簡単にできてしまいます。
ただきれいだと言うだけでやみ雲にシャッターを押していても
まぐれ当たりにしかなりません。
で、バランスを意図的に崩して視線をいただこうというのです。
そのためには、主役に何らかの芸をしてもらうのです。
ポイントとなる部分に動機に関わるひとひねりを加えるんです。
これ、すっごい極意だよ。
ここはほら、遊び心を好きなように発揮するんですよ。
だから写真は楽しくてやめられないね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「透かしの検出ははずしちゃえ」
いらんもんは、いらん。というあたりまえのことが、
このPC業界にはまだ浸透していないようです。
使わない機能がいろいろと盛り込まれて、あれもできるこれもできると
得意げになって次々と新技術を導入してくるのですが、
それが便利に使える機能なのかというと、おそらく違うでしょう。
操作が難しくなったり、安定性や処理速度に影響したり。
フォトショップも著しく肥大化して
昔使っていたバージョン2.5と比べるとすごい進歩です。
機能としては、バージョン3.0でレイヤーを装備して
ほぼ必要な機能が整ったように思います。
それ以降は、かゆいところに出がとどくように、よい方向に改良が
されていったと思いますが、操作性では一部改悪の部分も6.0には。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
便利になったフォトショップの最近の目玉商品は、アクションや
ドロップレットと言うことになりますが、
この機能を利用して連続バッチ処理をしていると、
些細なことですが処理待ち時間の増加になりそうなものがあります。
Digimarc 社の「透かしの検出」プラグインです。
これはファイルを開いたりするときに、そのファイルに透かしが
含まれているかどうか、いちいち透かしの検出のステータスメッセージが
表示され自動的に検出されます。
この自動検出を行ってもファイルを開くときの処理時間はほとんど変わら
ないという発表なのですが、連続してバッチ処理をしていると、
塵も積もれば山となるように、ばかにてきない待ち時間の増加になります。
特に必要ない機能なので、この「Digimarc」フォルダを
「プラグイン」フォルダの外に移動しちゃいましょう。
これによっていちいち検出する動作がなくなり、スマートになります。
ん〜、すっきりきもちいい。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 思いつきのショートコラム
「観察力と思い込み」
駐車禁止の道路標識をおぼえていますか?
ちょっと絵に描いてみてください。
外観は丸い看板に・・・これはわかりますよね。
ではその最外周の色は何でしょうか。実は白い縁どりがあります。
その中に赤で丸に斜線が引いてあります。残りの部分は青ですね。
では、この斜線の方向はおぼえていますか?
多くの人が右上から左下に斜線を引きますが、
標識は反対の左上から右下になっています。なんででしょうね。
ついでに言うと、電源スイッチの「l」と「○」の意味がわかりにくい。
なんとかして欲しいと思った事のある人、多いんじゃないの。
いまは慣れたけど、始めに見たときはどっちがどうなのか
わかんなかったよ。
「l」=閉じる、「○」=開くだと思っちゃったよ。
どうせなら単純に、「○」「×」にして欲しかったね。
誰が最初に始めたんだろうか、ほんとに迷惑な・・・
これもひとつの思い込みなんだろうね。
この感覚的な思い込みを利用してデザインをしていくのが
ぼくの仕事でもあるけど、生活習慣の違いでまちがって解釈される
可能性のあるものや、誰もがパッとわからないものは、
世の中に出してはいけないデザインなんだ。
固定概念が強く思い込みで動く人は絵が下手な傾向がある。
観察力を鍛えればいろんな真実が見えてきて、自分なりの基準が形成され
自由な発想といろいろなアイデアが自信と共に生まれてくるもんだ。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
デジタルフォトクラブ (質問コーナー)
「写真とは何か」 茂木さんより
> Q:写真とは何か。先生の写真に付いての概念(定義)を
> お教えいただけますか!
> あるいは、参考になる資料など。
>
> 理由:写真は、真実を写しとると思っていましたが、
> 芸術性というのか、被写体をフィルターを使ったり、
> 長時間かけて写したり、
> 多重露光したり、真実でないようなものが多くなりましたので、
> 写真とは何か分からなくなりましたので、お尋ねした次第です。
写真とは何か!なんてすごい質問ですが、答えは簡単です。
ぼくにとっては、表現手段です。
もう少し付け加えると、
自分が見た世界を、自分が見えたとおりに正直に写しとることです。
ですので、真実を写しとると言うのも考え様では正解で、
客観的な真実よりも、
作者の主観的な真実を写しとるものだと考えています。
だから、テクニックに走ってしまった嘘の写真は、
後から見返すと、とても恥ずかしい思いがします。
本当に必要なテクニックは、自分が見えたとおりに
頭の中に焼きついているイメージどおりに復元するために
使うものだと思います。
きれいな景色を見て、その景色をありのままに写しても、
なかなかその時の感動は伝わりません。
作者が見て感動した景色を写す必要があるのです。
メールのお便り募集しています。
このデジタルフォトクラブのコーナーは
読者の皆様からの質問やご意見にお答えするコーナーです。
質問でも意見でもなんでもおよせください。
あて先はtsuji@chitanet.or.jpです。このメールに返信してもOKね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
いいもの紹介
「使い捨てカメラ」
使い捨てカメラデジタルカメラではありませんが、
最近の傾向として、デジタルと銀塩の境界がなくなっていますので、
もう処理上の区別はなく、便利な方を目的に応じて使い分けていけば
いい世の中になりました。
落としてもぶつけてもきがねの要らない使い捨てカメラで
スポーツを楽しんだり、ハードなレジャーにぴったりです。
現像に出せば、プリントと同時にCDにしてもらい、
PCに入れて加工したり電送したりも普通のことです。
逆に、もうこれは定番ですが
デジタルカメラから写真焼き付けもごくあたりまえです。
写真焼き付けとデジタル環境がボーダーレスになったことで、
高価なデジタルカメラを大事に持ち歩く必要性が減ったわけです。
夏のレジャーには、デジタルカメラと同時に、安い使い捨てカメラも
一緒に持っていけば、デジタメカメラでは取れなかったシーンも
ビシバシ撮影できるんです。
こういったカメラにとって過酷な状況下での写真が、
貴重な思い出写真になるんですよ。
┏┏┏ NEWS ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
●NTTの得するじょうほう!
http://www.info-ntt.co.jp/cgi-bin/telepocket/telepocket.cgi?id=10001653
□ 質問、投稿、ビールも発泡酒も大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除、変更は、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の
「会報のご案内」ページにて登録・解除をしてください。
□ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ )
□ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も
利用して配送しています。
□ 新舞子海岸でバーベキューをするなら一言いってくれ。
楽しいことしようぜ・・・ニヤリ (新舞子の区長の息子より)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2002 7月号 No.75
┏┏┏┏
┏┏┏┏
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 デザイン部)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2002 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
6月号へ 8月号へ 53Fロビーへ出る