54F 特集ルーム
「写真の評価基準」
実は、こんなばかげたことはないんだけど、
写真を評価する基準というものが定められているんです。
自由に思いのままに表現して欲しいと、ぼくは常々思っているのですが、
公式のコンテスト等では、いい写真という定義が
ぼんやりとですがある程度定められているんです。
そこで今回は、おかしな話しですが、コンテストに入賞する為の
審査するポイントについてネタをばらしてみたいと思います。
きっちりと文章化されて定義づけしてあるわけではないと思いますが、
ほとんどの審査員は、次のような項目について審査をしていくケースが
多いと思いますので、上位入賞を狙っている方は参考にして下さい。
・第一印象の衝撃性や驚き、印象深さがあるかどうか
・二番煎じではない創造的な作品であるかどうか
・写真の内容、主役の興味深さ
・ライティング
・色調がうまくハーモニーを作り出しているかどうか
・表現方法が適切かどうか
・構成、構図の良さ
・プリントの表現能力、クオリティ
・どのようなストーリー性ができているか
・全般的なテクニック、難易度
ぼくなりの解釈になりますので、多少のずれはあるかもしれませんが、
以上のような10項目について審査することになります。
おっと、その前に、ほとんどのコンテスト主催者側からの要望として
常識的にタブーとされたものが入っていないことが前提となります。
こんなこと書いちゃってからでおかしな話しですが、
このような審査基準を意識して作品を作るのは
コンテストのため以外ではしないで下さい。
本末転倒してしまい、作られた写真になってしまいます。
だれもが本当の写真を楽しんでもらうためにも、
あくまでも自由に、思うがままに作品作りをして欲しいと思います。
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