56F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2002  10月号     No.78 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       バックナンバーはホームページにて閲覧できます ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 8840 部                  めろんぱん発行・配送数:  935 部 《目次》  ・ [特集]  最近のインクジェットプリンター  ・ [連載]  入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part35)  ・ [連載]  ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (ショートカットのズームツール・2)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (被写体の力の方向性)  ・ いいもの紹介 (ポストカードのデザインチョイス) ★★★★★ 写真の年賀状 データ加工サービス 開始しました ★★★★★   写真で贈る年賀状の、プリント直前データを作成します。 【\2,400】     テンプレートを選び、その記号と写真データを下記までメール送付     → 画像加工して年賀状のプリント直前データをメール返送   あとは住所と名前を入れて、家庭のプリンターでプリントするだけ。   テンプレートのサンプルは、下記までお問い合わせください。 ※写真で贈る年賀状のプリントサービスも行っています【一枚\40】(宅配) ※2003年賀状テンプレート集CD【\1,800】(フォトショップ用データ集) ★★★★★  辻写真館 知多市新舞子 tsuji@chitanet.or.jp ★★★★★ □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== 月が明けちゃました。アウトですね。 11月になっちゃったけど、デジセミ10月号です。 昨日、今日と、ものすごい人数の七五三撮影でした。 明日もおもいっきり予約がぱんぱんです。 景気が悪いなんて、信じられません・・・ でも、近所の信組がなくなったり、メインだった問屋さんが廃業したりで 全体的にはやはり良くはなっていないみたい。 仕入先が変わって、不満もいっぱい。 あれは無い、これは取り扱っていない、納品は1週間後です・・・ おいおい、なんとかしてくれ。 ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!  必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは  何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集] 最近のインクジェットプリンター  ここ最近の家庭用インクジェットプリンターの画質向上はすごものですね。 フォトペーパーを使えば、光沢もあり、本物の写真と見間違うほどの きれいなプリントを作ることが出来ます。 せっかくこんなにきれいなプリントが格安の家庭用プリンターで 得られるのなら、もっと活用してやらねば・・・ でもペーパーやインク代のランニングコストが結構かかるんですね。 うちの店でもやっている写真の印画紙にデジタルプリントする方法だと、 基本料金なしで一枚35円で売っていますが、(当然原価はもっと安い^_^;) インクジェットプリンターでフォトペーパーを使うと 高濃度なものは原価割れするくらいの驚きのランニングコストです。 昔はこんなにかからなかったと思っている人も多いんじゃないかな。 高画質の代償として、インク消費量が増えて 知らないうちに、消耗品の価格も上がっているんだね。 この35円ぽっきり価格にしてから、飛躍的にデジカメプリントの お客さんが増えてきたってことは、世の中やっぱり不景気なだけあって みんな価格には厳しい目をしているんだなぁ・・・なんて、改めて納得。 手軽に高画質プリントができる家庭用インクジェットプリンターは もっときれいに、もっと速く、もっと便利にと、その時々の希望を次々と 実現してきた技術革新はすごいことです。 あとはランニングコストをもっと安くしてほしいところです。  ・・・えっ、それでは写真屋が食っていけなくなるって!?     それは考え違い。世間が写真の目が肥えてくれば肥えるほど・・・ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part35」 「光の読み方」 〜光の性質は見えにくい〜 「光なのに見えにくい?」 さてさて、今回から光の読み方に入ります。 ぼくのいちばん得意とする、光と影の扱い方ですので、 辻徳流の撮影法をおりまぜながらすすめていきましょう。 光は写真を撮影するときの、作画における重要な要素でもあります。 光が無くては写真が写らないことは当然ですが、ただ単に被写体に光を 当てればいいって言うものでもありません。 一番わかりやすいものとしては、「光の量」があります。 いわゆる明るさのことです。 この光の量によって適正露出というものを割り出すのですが、 露出計無しで目で見て絞りとシャッタースピードを判断するには かなりの経験が必要になりますし、正確な判断はとても難しいことです。 デジタルカメラでは、適正露出は露出計を使ってもあまりあてにならない ケースが多く、ヒストグラムを見て適正露出を判断します。 ヒストグラムは、画面内の光の濃度分布を目に見えるようにしたものです。 白飛びと黒つぶれの状態をカメラのモニターで判断して 露出補正とコントラストを調整して撮影します。 最近のデジタルカメラには、このヒストグラム表示の機能がある機種も 増えてきましたので、是非活用して欲しい機能です。 明暗比もこのヒストグラムに現れてきますので、 ライティングの調整時にもこのヒストグラムをチェックするし、 コントラストも、このヒストグラムを参考に設定します。 光の量以外にも、光の色、方向、かたさ、強さ、などまだいろいろあり、 これらのものは、一般的にはまとめて光質といわれているものです。 撮影時に、少し頭の隅において撮影してみましょう。 同じように影についても、 色、方向、かたさ、強さがあります。 光質の詳細は、影と相対して考えると判りやすいでしょ。 光を読むには、光と相対して影を観察するんです。 ←これ、辻徳流撮影術! 光なのに、みえにくいものがいっぱいあるんです。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「ショートカットのズームツール・2」 前回のズームツールに関する「+」、「−」ショートカットをご紹介 したところ、他のショートカットがあるよって、いう投稿がありました。 このデジセミの読者で、栃木の奥田さんと言う方から、 もう一歩進んだショートカットを教えていただいたので、 前回に続きショートカットのズームツールをお伝えさせていただきます。 奥田さん、ありがとお〜! 今回のショートカットの特徴は、マウスから手を離さなくていい という性質があり、こちらの方が使いやすい方もいると思います。 以下、まるっとメールを引用させていただくと、 −−−−−以下引用−−−−− はじめまして! 栃木に住んでいる奥田と申します。 いつもHP・メルマガで勉強させていただいています。 ご存知かとは思いますが こっちの方が使いやすいかな?(と、言うよりも 自分が右手はできるだけマウスから離したくないから?) と思ったのでメールしました。 ショートカットのズームツールについてですが 自分は 「Ctrl」+「スペース」+左クリックで拡大 (長方形選択ツールみたいに部分選択拡大もできる) 「Alt」+「スペース」+左クリックで縮小 「スペース」+ドラッグでスクロール で使っています。 これはどうでしょうか? 自分では、結構使いやすいと思うのですが。 ちなみに「Ctrl」+0 全画面表示?も、結構使っています。 これからも、いろいろ勉強させていただきたいと思います。 末永くよろしくお願いします。 −−−−−以上−−−−− なかなかいい感触です。 定番の「スペース」キーで手のひらツールになりますので、 そこから「Ctrl」キーを加えると拡大の虫眼鏡(ズーム)ツールになり、 「Alt」」キーを加えると縮小の虫眼鏡(ズーム)ツールになるんですね。 後はクリックした数だけ大きくなったり、小さくなったり。 前回言い忘れていましたが、 ツールボックスの手のひらツールをダブルクリックすると、 全体表示になり、 虫眼鏡のズームツールをダブルクリックすると、 拡大率が100%(等倍)になります。 ぼくの普段の操作は、「+」「−」も使いますが、 レタッチのときに、いきなり等倍まででかくして正確にレタッチを かけたいときには、虫眼鏡のズームツールをダブルクリック。 そして、「スペース」キーを押してドラッグします。 大きく動かすときは、ナビゲーターウインドウを使います。 画像全体のバランスを確認するときは、手のひらツールをダブルクリック して全体の仕上がり具合を確認します。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「被写体の力の方向性」 物の形には力の方向がある。 人物のポーズにも、ある種の力の流れがあると思う。 例えば、飲みに行った先でグラスにビールをつがれている状態でも そのビールの流れと腕の方向、手の向きが存在する。 つがれる側は、どちらの手でグラスを持った方が納まりがいいだろうか。 左側の人からつがれるときは、右手でグラスを持った方が気持ちいい。 遠いほうの手で受ければ、ビールを注いでくれている人の力を あまり曲げずに受け止めている形になるし、窮屈でもなくなる。 右側にいる人にそそぐ方の人は、左手でビンを持ち腕の方向から すんなりと流れる形をとると気持ちの良い形になる。 やはり遠いほうの腕を使って、パワーの流れに従って相手のグラスの中に ビールが落ちていく形が気持ちよい。 窮屈でもなく自然なかたち。 デザインなんて大抵そんなもんで、自然と生まれてくるものが多い。 人が生むデザインも、自然の流れの中にある。 被写体の力の方向性からちょっとそれてしまったけど、 ファインダーをのぞいていると、全てのものが被写体になり、 その造形も光も、力の向きを持っている。 その先にあるものは、 力を発している物の行き先であり、期待であり、希望のような気がする。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ デジタルフォトクラブ (質問コーナー) 今月もお休みします。 メールのお便り募集しています。    このデジタルフォトクラブのコーナーは        読者の皆様からの質問やご意見にお答えするコーナーです。    質問でも意見でもなんでもおよせください。    あて先はtsuji@chitanet.or.jpです。このメールに返信してもOKね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「ポストカードのデザインチョイス」 年賀状の時期がやってきましたね。 そんな時に、お決まりのデザインでは物足らない人へのいいお知らせです。 どんなサービスかと言うと、ポストカードを作成する時に、見本の中から どれかを選ぶという従来の方法はなく、 ベース背景と写真のフレーム、年号のロゴ、イラスト、 あいさつ文をチョイスして、 そこにメールで頂いた写真データをきれいに合成して 好みのポストカードをオリジナルで作成できるシステムです。 仕上がりは、「写真仕上げ」「データ仕上げ」のどちらでも 好きな方法が選べます。 写真仕上げは、一枚40円×枚数+基本料1,400円+送料800円。(50枚以上)   基本的に、年賀ハガキ(インクジェット用は不可)持ち込みですが、   早い時期なら年賀ハガキ代の実費でご用意しています。   もちろん住所、氏名、電話等も入れることが出来ます。 データ仕上げは、作成料2,400円+送料800円。   写真データをメールで頂き、あとはプリントするだけの状態まで作成し、   CD-Rに焼き付けてお送りします。(TIFF&JPEGの両データ形式)   希望により、住所、氏名、電話等もこちらで入れることが出来ます。   自分でプリントしたい方には、今までにないサービスです。            (注文時に前入金すると、コミコミ\3,000です) 11月8日スタートです! 只今メールに添付できるようにメール注文用画像を作成しています。 デザインチョイスお問い合わせは、tsuji@chitanet.or.jpまで。 ┏┏┏  NEWS ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ □ 質問、投稿、もくそがにも大歓迎、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 □ 配信の解除、変更は、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の   「会報のご案内」ページにて登録・解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2002  10月号     No.78 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻 徳明  tsuji@chitanet.or.jp       発行所  T+One DESIGN (辻写真館 デザイン部)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/      このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは            「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。 Copyright (C) 1997-2002 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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