59F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2003  1月号     No.81 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       バックナンバーはホームページにて閲覧できます ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 8265 部                  めろんぱん発行・配送数:  928 部 《目次》  ・ [特集] カラーインプットターゲットの使い方  ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part39)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (ヒストリーブラシはいかが)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (大人だまし)  ・ いいもの紹介 (消せるボールペン) -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- ■ デジセミオリジナルグッズ「カラーインプットターゲット」 ■ 予想に反して大好評!? ■ カラーインプットターゲット3枚組・データCD付 送料税込2千円 ■ ご注文方法は、まずtsuji@chitanet.or.jpまでメールください。 ■ 折り返し、ご注文方法・振込み方法等をご案内させていただきます。 -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== 車の調子が悪くって、安心してスキーに行けないんだよ。 そりゃ、平成元年からずーっと乗ってるからガタもくるんだけど、 ついにディーゼルの排ガス規制で最後の車検になってしまった。 あと2年以内に必ず買い替えなさいと、永く乗ってはいけないと言うんだね。 どっちみち、もう少し乗りつづけるために修理はするんだよ。 修理すればまだまだ十分使えるのに、腑に落ちないなぁ。 気に入っている車なのに。 ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!  必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは  何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集] カラーインプットターゲットの使い方 今回は、やたらと質問の多かったカラーインプットターゲットの 利用方法について取り上げてみます。  カラーインプットターゲットは、写真入力からモニター表示、 プリント出力までの色管理を一貫して行なう為のツールです。 また、このカラーインプットターゲットを鑑賞するする場合には、 自然光を基準とした光源の下で正規の色再現となります。 蛍光灯の場合は、演色AAAクラスの昼白色(...N-EDL )を推奨します。 「デジタルカメラでの使用方法」  撮影には、表面がマット面のカラーインプットターゲットを使用すると 写り込みの影響をある程度回避できます。  個々のデジタルカメラ固有の発色や色の傾向を知るために、 このカラーインプットターゲットを撮影して、添付のCDに納められている データと比較し、カメラの最適な設定値を選んだり、それぞれの 撮影環境に応じた補正値を作成します。 正確な色再現を必要とする場合は、本番撮影と同じ状況で このカラーインプットターゲットをひとコマ目に写し込んでおけば、 出力時の参考になります。 形から入る人も、カラーインプットターゲットを撮影に持ち歩いて、 これを使ってテスト露光をしている姿はサマになるよ。 銀塩写真の場合も、ポジフィルムのフィルター選択の目安や、 ペーパー特性の把握にご利用できます。 「フラットベッドスキャナーでの使用方法」  光沢面のカラーインプットターゲットを使用します。 原稿台にこのカラーインプットターゲットをセットしてスキャンします。 RGBの値が添付のCDに納められているデータに近くなるような補正値を 作ることにより、スキャナーのキャリブレーションをすることが出来ます。 スキャン時に色情報の数値に注目してみてください。 「モニターでの使用方法」  モニターのコントラストとブライトネスの調整後に、 モニターの横にこのカラーインプットターゲットを並べて、 添付のCDに納められているデータ《viewTS02.tif》と比較し、 この二つの映像の差を見ながらモニターのキャリブレーションをします。 モニターの色温度とガンマを操作して同じように見える設定を探します。 主にグレースケール部分を利用して比較します。 「プリンターでの使用方法」  添付のCDに納められているデータ《TS02.tif》をご利用のプリンターで 任意のサイズにプリントします。 プリントされたものとカラーインプットターゲットを比較して、 出力時の補正値を作成します。 白の階調、黒の階調、グレーの色味、色相・彩度の再現等に注意して 補正地を作成します。 うちのミニラボも、こいつを使って色再現の確認をしています。  これらのことを一貫して調整することにより、 トータルでのカラーマネージメントを行う事が出来ます。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part39」 「光の読み方」 〜光の性質は見えにくい〜 「レフの効果」 レフ板というものをよく使いますが、このレフ板の使い方には ちょっとしたコツがあります。 銀レフと言われるギラギラと強く反射させるレフ板は、 文字通り反射板として補助光を当てる感覚で使うのが通常です。 それに比べて、白レフというものがあります。 じつはこちらのほうが使用頻度も高くて、色々な場面で使いでのある物 ですので、是非使い方をマスターしてほしいものです。 光にはまっすぐに進んだり反射したりするものばかりではなく、 溜まる感じになるものもあります。 白レフは、レフの全面近辺に光のパワーを溜め込んで その光溜まりの力を被写体に及ぼすような感覚で使うと 感じがつかみやすいと思います。←これ、重要だよ。 場合によっては、白レフで囲んで光溜まりをつくり、 この光が溜まり込んでいる中に被写体を置いて撮影することもあります。 当然のことですが、白レフは面積が大きいほどやわらかな光になり、 近づくほど光の力が強くなります。 わざわざレフ板というものを用意しなくても、 壁や空間、反射しやすい脇役、光を吸収しやすい脇役等を使いこなして 被写体のライティングをコントロールすることも出来ます。 モデルの衣装やエリとかでも、色とポーズによっては 半絞りほど顔の明るさが変わることがあるんです。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「ヒストリーブラシはいかが」 そうそう、ヒストリーブラシっていうツールは使っていますか? 元々はスタンプツールの復帰オプションだったのですが、 ヒストリーブラシとして独立したツールになりました。 ヒストリーパレットが加わったことにより、より使いやすくて 出番の多いツールになりました。 ヒストリーブラシツールは、ドラッグした軌跡をヒストリーパレットの 指定した段階のヒストリー画像やスナップショットに置き換わります。 ブラシが通ったところだけ過去に戻る仕掛けなんです。 レタッチしすぎちゃった時や、効果をフェードしたいときに 不透明度を調節してヒストリーブラシでなぞっていきます。 ヒストリーブラシは独立したツールになったので、 さまざまなオプションを適用することができます。 不透明度はもちろん、描画モードもレイヤーと同じように使うことが 出来ますので、濃さを優先させたりスクリーンの効果もつかえます。 「control」キーを押しながら操作すると、(マックの場合) コンテクストメニューが出てくるので、その場で描画モードを 変える事が出来ます。 ウインドウズの場合は、右クリックですよ。 一番上でスナップショットの指定も出るところがいいですね。 あと、どうでもいいことですが、印象派の効果というものもあります。 こんなの使うやついるのかなぁ・・・ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「大人だまし」 2番目の子供がインフルエンザで入院して、つぎつぎに家族へうつった。 ぼくも2日間高熱でふらふらだったけど、何とか持ち直しました。 そんなこんなで子供が退院してきて自宅療養になり、時間つぶしに 幼稚園向け雑誌なんぞを与えたのですが、内容がすごいね。 本の中身のほとんどが付録みたいなもので、 切り抜いたり貼り付けたり輪ゴムを引っ掛けたりして ページを切り抜いて紙を使ったおもちゃを作ることばかり。 結局そんなこと幼稚園児に出来るはずがないので、ぼくが作る羽目に。 本には親子の時間を、とか書いてあるし。 しかし出来上がると、ほんとよく出来た子供だましなおもちゃばかり。 よくもここまでのおもちゃが本からの切抜きで作れるもんだと関心関心。 子供だましがあれば大人だましもある。 ちょうどデジタル修整も大人だましに当てはまるような気がする。 大人がだまされる、なんてアクドイ仕事なんだといやになってくるが ここらへんに需要があるので仕方ないことなのか・・・ 欠席者があたかもそこにいたかように合成してだます、 まばたき写真やタイミング等の撮影の失敗をレタッチでごまかす、 難しいライティングも単品撮りして後で合成してだます、 真実がいちばんいいとは限らない写真が多いんだなぁ。 そして「だましてやる」ではなく、「だましてくれ」という人が なんと多いことか。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「消せるボールペン」 結局なんだかんだ言ったって、発想するときは紙と鉛筆。 パワーブックに入っているインスピレーションも結構使ってるけど、 裏の白い広告の裏紙を使うことのほうが圧倒的に多いんだよね。 以前はシャープペンシルを多用していたけど、 ここ最近は消しゴムで消せるボールペンをよく使っている。 なんでかって、 それはいろんな色があるからです。 黒・青・赤の3色をいつも使っています。 書き込んでいき、ぐちゃぐちゃになりかかったところへ 色を変えたり一部を消したりしてどんどん書き込んでいきます。 ただ、色のあるやつは完全には消えてくれないので、 ちっと不満はありますが、ある程度薄くなってくれれば 上書きしたものが読みやすくなるので、まあ、いいと思います。 消せるボールペンは、100円均一にも売っているので 一度試してみてね。完全に消えないところがちょっとお茶目だけど。 ┏┏┏  NEWS ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ □ 質問、投稿、適度な積雪大歓迎、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 □ 配信の解除、変更は、http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の   「会報のご案内」ページにて登録・解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2003  1月号     No.81 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻 徳明  tsuji@chitanet.or.jp       発行所  T+One DESIGN  (辻写真館 ベンチャーセクション)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/      このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは            「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。 Copyright (C) 1997-2003 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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