6F フォトショップ・ルーム

ちょっとかしこいフォトショップ・テク 5  先月、切り抜きをやりましたので今月から合成に入りたいと思います。  これをうまくやれるかどうかのポイントは、   1.パースの付き具合と大きさのバランス。 2.輪郭部分のぼかし具合。 3.ダイナミックレンジと、各部分の明るさ、色、コントラストの調和。 4.照明の当たっている方向と光質の一致。 5.アルファーチャンネルとレイヤーの使いこなしかた。         (特定条件での効果的な合成方法)  これぐらいのことに注意していれば、まずはなんとかうまく合成できる  ことでしょう。 ここですべてをお話するには長くなりますので、今回からひとつづつという ことにしましょうか。やはり、1と2について説明します。 パースの付き具合と大きさのバランスについては、 説明するまでもありませんね。 まさに、創る側のバランス感覚ですからね。 大きさは「レイヤー」→「変形」→「拡大縮小」。 パースの変形は「レイヤー」→「変形」→「ゆがみ」で調整します。 そのほか、好きにいじくってください。(^^ゞ では、輪郭部分のぼかし具合の解説をいたします。 写真などを取り込んだりデジカメで写したりした画像には必ずボケが あります。200%ぐらいの拡大表示してみてください。 このボケ具合に輪郭もそろえれば、おおよそはいいのです。 この画面で前回の要領でパスを切って選択範囲に変換して、おなじみの コマンド+J(ウインドウズはCTRL+J)で、レイヤーにします。 この画像をドラッグアンドドロップで合成する背景画面にもっていけば、 もうもとの画像はいらないので閉じて下さい。 おっと、その前に背景になる画像に色味を合わせる場合は、その背景の 複製を作っておくとあとあと便利です。 表示倍率は100%がわかりやすいと思いますが状況によって変えてみて くださいね。 次に、レイヤーが選択されている状態で、「選択範囲の読み込み」をします。 読み込みチャンネルは透明部分を選択します。 この操作にはショートカットがあります。1月号で少しふれた、 レイヤーパレットのレイヤーをコマンド+クリックですね。 これは便利なのでぜひ、憶えておいて下さいね。 これで合成するレイヤーの輪郭が選択範囲になっています。 次に、「選択範囲」→「選択範囲の変更」→「境界線..」を実行します。 ここで出てくる境界線の幅は、ぼかす幅より少し多めに設定して実行します。 ぼかす幅は、もと画像のボケ具合で決めて下さい。 どうでしょうか。輪郭のぼかす部分だけが選択されたでしょうか。 うまくいかなかったら、取り消しして、再度トライします。 そしたら、「ビュー」→「境界線を隠す」で境界線を見えなくしてください。 この方が確認しやすいです。 次に輪郭のぼかしをかけます。 「フィルタ」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を実行します。 ここでぼかす量を調節します。 元画像のボケ具合と背景とのバランスを確認しながら決定してください。 これで終わったわけではありませんので、まだ結合しないでね。 3以降がまだありますので。
                
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