63F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2003 5月号 No.85
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まぐまぐ発行・配送数: 9357 部
めろんぱん発行・配送数: 926 部
《目次》
・ [特集] ピントを合わせる
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part43)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(マジック消しゴムツール)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(かっこつかん)
・ いいもの紹介 (お〜瑠璃ね〜む)
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
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===== はじめに =====
あっ、6月。。。
出張続きでバタバタしてました。言い訳です。
せっかく出張が落ち着いても、
連ちゃんで呑みに出てて、夜のこの作業が犠牲になってました。
さぁ、6月は別件で沖縄へ飛びます。
沖縄は初めてなのでワクワク、でもドキドキ。
じ、実は、飛行機が怖い。
落ちるか落ちないかの、五分五分の大勝負です。???
いや、行きと帰りがあるから、さらに生還の可能性が低くなる?
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
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[特集] ピントを合わせる
何で今さらピントを合わせる特集なんだ?って思うのは早とちりだよ。
今回はちと指向を変えて「何で今まで誰も教えてくれなかったんだ話」です。
なんと恥ずかしいことに、今まで知らなかった出来事があります。
写真関係で日常的に使われている、焦点を合わせることを
ピントを合わせると言いますが、
「ピント」って日本の言葉だったんですね・・・
これは俗語だそうで、開き直れば日本特有の写真用語か業界用語か。
このピントがさらにエスカレートして、
ピンボケとか、ピンが来てるとか、ピントグラスとか、めちゃめちゃですね。
ちょっと脱線しちゃうけど、視線ではなく目線、右左ではなく前脚、
ひどいのになると、どかすとか、片付けてが、わらっといてになっちゃう。
写真やってればだれでもピントという言葉を使っていると思いますが、
そういえば、フォーカスって言う人もいました。
まぁ、これからは意識してフォーカスと言うように心がけようと思いました。
ただ、ピントと言ったほうがスムーズに会話が成り立つ場合が多いと
思うので、相手によって使い分けるのが賢いかもしれない・・・
写真学校の講義ではどちらを使ったらいいんだ?
ビューカメラのフォーカスをあわせるガラス面を説明するときに、
若い生徒にはフォーカシングスクリーンと教えればいいけど、
ベテラングループの方にはピントグラスで押し通した方がすんなりいくかな。
いっそのこと、ピントは写真用語だと言い張っちゃった方がいいのか。
要らんことかもしれないけど、ピントの語源は、
ポイント・オブ・フォーカスらしい。
この「ポイント」をオランダでは「ピュント」となまるので
日本ではピントって聞きとったという定かではない風の便り。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part43」
「トーンをものにしよう」 〜イメージに合わせてセンスよく〜
「ハイキー調とローキー調のテク」
調子のコントロールには、色温度の他にもハイキー調やローキー調と言った
濃度操作による表現方法があります。
ハイキー調は、全体的に白っぽいものだという印象があると思いますが、
そう簡単な表現ではないんです。ただ単に薄くプリントしたものでは、
全然なっとらんものが出来てしまいます。
まずはイメージを先行させます。白、軽さ、清潔感、シンプル、まぶしさ、
そしてさらには、開放感、突き抜け感、自由などテーマが先行します。
従って、構図もシンプルにする必要があり、ソフトな被写体を選び
簡素で大柄な配置になります。このときに利用されるのが白飛びです。
ごちゃごちゃしたものは白く飛ばしてしまいます。
でも、主役素材のディテールは残しておかないと、何をしているのか
わからなくなってしまいますのでご注意ください。
そして難しいのが黒の扱いです。
黒は力が強すぎて、テーマである白い部分を食ってしまうので
その濃度をどれくらいのレベル値にもって行くかが重要です。
面積や形、シャープさで変わってくるので心地よい値を探します。
ローキー調は、ハイキー調の逆ってわけではありません。
やはりイメージ先行になりますが、2つのパターンがあります。
シャドウの中の豊な階調を見せるのか、
ローキーから飛び出した輝きを見せるのか、ということです。
イメージは、重厚さ、重さ、強さ、奥深さ、等を表して、
そしてさらに、真面目さ、品質、プロっぽさ、まで表現します。
従って、あまり小細工しない方が良く、正統的な作り込みになります。
質感を重視して、リアルな表現になるので、
解像力の高い機材選択やしっかりした構図が必要です。
で、ローキーにする為にはどうしたらいいか、どの部分に注意したら
いいかは、2つのパターンを参考に各自考えてみてくださいネ。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「マジック消しゴムツール」
前回の背景消しゴムツールにつづき、今回はマジック消しゴムツールです。
背景消しゴムとの違いは、ゴシゴシしなくてもいい・・・?
なんだそれ、消しゴムじゃないがね。
そう、消しゴムというより、自動選択ツールが選択範囲をいきなり透明に
デリートしちゃうって感じのものです。
マジック消しゴムツールをレイヤー上でクリックすると、
自動的にその近い値のピクセルをすべて透明に消去します。
隣接するピクセルのみや、近似する範囲のピクセルを透明にできます。
まずはマジック消しゴムツールに切り替えて、オプションパレットを表示
します。ここに12とか24とか、消去したい色の範囲を許容値に入力します。
値が低いと、クリックしたピクセルに近い値のピクセルだけが消去され、
値が高いと、より広範囲のピクセルが透明になります。
クリックしたピクセルと隣接しているピクセルだけを消去するには、
「隣接」 を選択します。
選択しないと、境界を飛び越えて近いピクセルがすべて透明になります。
背景消しゴムを使う前に、ちょっと許容値を少なめにして
マジック消しゴムで大まかに消してから、背景消しゴムで整えていくと
作業時間の短縮になりますよ。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「かっこつかん」
今年から出張撮影は、ブローニー版のカメラをやめて
デジタルカメラ一本にしました。
6×6のハッセルブラッドも、6×7のマミヤも、6×9のフジも、
いつの間にかサブカメラになってしまっています。
防湿庫の肥やしも増えました。
でも、デジタルカメラで撮影する姿がかっこ悪いらしい。
素人さんみたいに手を伸ばしてモニター見ながら
シャッター切ってる訳じゃなくって、
カメラ自体がちっちゃいから、かっこ悪いそうだ。
そりゃそうだ、35mmの一眼レフカメラとそっくりだからね。
運動会にパパさんママさんが持ってくる一眼レフと同じ形。
ブローニー版のカメラなら、バカでっかくて、ごっつくて、プロっぽくて
いかにもちゃんと撮ってくれているんだって言う安心感を与える。
しかし、
出張用デジカメとなると、35mmと区別がつかないから、
おいおい大丈夫か?、それで金取る気かぁ?、手抜きしてんじゃないのか?、
軽く見やがって、なめとんのか、と思われるのが怖くて、
それが表情に出ちゃうとマズイから、一生懸命コミュニケーションをとり、
不安を取り除いてあげないといかんのです。
撮影料がたくさん頂ける現場へは、やたらとライトやレフやらを持ち込んで
助手のバイトも頼んで大掛かりにするくせに、変だよね。
使うかどうかわからない4×5のビューカメラを
カタチだけ三脚の上にセッティングさせといて、
実は首からぶら下げている一眼レフのデジカメで全てこなしていたなんて
口が裂けても言えないよ・・・あれっ。
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いいもの紹介
「お〜瑠璃ね〜む」
デジカメで撮影した後はどうするか。
まずは不要画像を削除して、整理しますよね。
でも、デジカメが勝手につけたファイル名ってわかりにくいし
不要画像を削除すると連番が飛び飛びになってしまいます。
そんなときは「お〜瑠璃ね〜む」というフリーソフトで
ファイル名を一気に付け替えちゃいましょう。
ファイル名に連番をつけたり、全角文字を半角文字にするなど、
さまざまな方法でリストに登録したファイル名を一括リネームできます。
リネーム前に変更後のファイル名を確認することもでき、
アンドゥ機能も搭載しており、誤ってファイル名を変更した場合でも
元のファイル名に戻せるので安心です。
おまけにレジストリに何も書き込まないのでその意味でも安心安心。
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□ 質問、投稿、鹿キティも大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
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発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 ベンチャーセクション)
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このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2003 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
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