64F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2003 6月号 No.86
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まぐまぐ発行・配送数: 9056 部
めろんぱん発行・配送数: 930 部
《目次》
・ [特集] 感じたら撮る
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part44)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(プリントオプションを使ってみよう)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(あるあるぅ)
・ いいもの紹介 (プロデュース・ヘブン)
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
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===== はじめに =====
沖縄では台風にたたられて遊泳禁止だったのが悲しかったなぁ・・・
今回は、沖縄で遊ぶのが仕事という、非常にうれしい行事だったのに。
でもついに、夏だ夏だ夏だ。待ちに待った夏がくるよ。
昨日の日曜日はすごい賑わいで、
夏真っ只中を感じさせるほどの新舞子浜でした。
つらい梅雨が明ければ、もう楽園がすぐそこに。
でも悲しいことも同時にやって来る。
俺達の海を返してくれ〜!
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
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[特集] 感じたら撮る
写真の楽しみのひとつに、感性の記録というものがあります。
・・・っていうか、ぼくはあると思っています。
デジタルカメラが普及して、しかも、携帯電話にまでカメラがついている
今日このごろですので、いつだって手軽に写真が撮れる環境は
もう整っていると思ってもいいですよね。
だったら、ためらわずにシャッターを思うがままにきってみましょう。
自分の欲求にすなおになれば良いだけのことです。
普段の生活の中で、自分を取り巻く環境を興味を持ってひとつひとつ
観察してみると、とても面白いことに気づくはずです。
それは、写真を撮ろうと思って構えることではなく、まず自分の目で
スポット的にイメージカットを切り取ってみることです。
そこで、「あれ、いい感じじゃん」と思ったら、具体的にカメラを向けて
フレーミングしてみます。
たとえば、窓から差し込む光が美しかったなら、その光になぜ感動したのか
と言うことを写真に撮りながら突き詰めていくんです。
そうすると、その光を活かすための演出がしたくなります。
すがすがしい窓辺の光のためにクリスタルなグラスを置いてみたりする。
これだけでは物足らなくなり、何かをそそいでみる。
なんかありきたりに思えて、グラスにくだらん物をいろいろと挿してみる。
すると、この対象よりも影の出方がいい感じなのに気がつく。
これはもともとの動機だった光の美しさに立ち戻ったことになり、
さらにグラスで屈折した光の造形を楽しんでいることに気づきます。
感じたら撮る。そして欲求のままに行動して、何に感動したのかを
写真を撮りながらつきとめていく。
すべての基準は自分の中にあり、他人や一般のことなんか
どうでもいいことなんですよ。
ましてやいい写真を撮ろうとか、うまく見せようなんて考えが
少しでもよぎったら仕切りなおしした方がいい。
大抵のスランプなんて、こんなもんだ。
大事なことを見失っていることに気づかなくなっているだけ。
他人の評価を気にして、すばらしい才能や個性をだめにしちゃった人が
なんと多いことか。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part44」
「トーンをものにしよう」 〜イメージに合わせてセンスよく〜
「クールカラーとウォームカラー」
じつはこの仕掛けは、カラーアナリシスというものから来ているのですが、
イメージ作りにも非常に有効なので、アレンジして使っているものです。
色にはそのベースとなる傾向が大きく分けて2つあります。
これは、色温度とも深く関わりがあり、
このベースとなっている色の傾向をアンダートーンと表現します。
クールカラーとは、色温度の高い色がベースとなっている色彩で、
ブルー系を基調としたもののことを言います。
イメージとしては、季節的には冬や、なぜか夏を表現しやすく、
冷たさ、涼しさ、すがすがしさ、冷静さ、スマートさにも結びつきます。
ウォームカラーはこの逆で、色温度の低い色がベースとなっている色彩で、
イエロー系を基調としたもののことを言います。
イメージとしては、季節的には春や、秋を表現しやすく、
こころや泥臭さと共に、温かみ、情熱、しぶさなどにも結びつきます。
どちらにしても、重要なことは、
これらのものは色そのものではなく、ベースとなる色だということ。
黄色はウォームカラーだというのは早とちりで、
同じ黄色でも、レモンイエローはクールカラーになり、
やまぶき色はウォームカラーだということをしっかりと理解してくださいね。
写真を撮る時に、モデルを使ったりしますが、この、人の肌の色も
クールアンダートーンとウォームアンダートーンの人がいます。
この肌のベースになる色にあわせて、アクセサリーをゴールドにするのか、
シルバーにするのか判断するのにも、このベースの色で判断します。
当然、衣装や背景もトーンを統一することによって
全体の調和をとっていくことになります。
そして、そのトーンにふさわしい光質のライティングを当てれば
準備完了となります。
あとは好きなように崩して楽しんでくださいね。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「プリントオプションを使ってみよう」
フォトショップには簡単でしかもオドシのきくプリント方法があるんですよ。
通常、プリントや出力プラグからプリントしていることと思いますが、
色に自信があるなら、プリントオプションからプリントしてみましょう。
Photoshopでは、以下の出力オプションが使えるんです。
・キャリブレーションバー
0〜100%濃度の11階調のグレースケールをプリントします。
CMYK色分解を使用すると、グラデーションバーが各CMY版の左側にプリント
されて、プログレッシブカラーバーが右側に付き、かっこいい。
でも、画像自体よりも大きめの用紙が必要になるよ。
画像の外側に付くから、あたりまえだけど。
・レジストレーションマーク
主に色分解の各版を揃えるために使うもの。
レジストレーションマークっていうやつを画像にプリントします。
一般利用では、ただのかっこつけ。
・トンボ
ページをトリミングする場所にトンボをプリントします。
トンボは、角、各端の中央、またはその両方にプリントできます。
是非ご利用ください。
・ラベル
画像の上にファイル名をプリントします。これも便利です。
・キャプション
ファイル情報ダイアログボックスに入力されたキャプションテキストを
すべてプリントします。必要な人は使ってみてください。
・背景色
スライドを作るときには、ブラックまたはカラーの背景が適しています。
ページの画像領域の外側にプリントする背景色を好きに色にできます。
・枠線
画像の周囲に黒い枠線をプリントできます。
画像の周囲が白っぽくて画面の境界がわかりにくい時に。
・裁ちしろ
画像の内側でトリミングを行うときに使います。
画像の外側ではなく、内側にトンボをプリントできます。
フチ無しプリントの切り落とす場所を指定するものですよ〜ん。
ぼくはよく使っています。
・スクリーン
印刷工程で使うスクリーン線数と網点形状を設定できます。
普通のプリントでは、あんまり使い道は無いけど・・・
・トランスファ関数
Photoshopから直接プリントしたときや、ファイルをEPS形式で保存して
ポストスクリプトプリンタにプリントしたときにのみ適用されます。
ドットゲインなどの補正に使用しますが、普通は使いません。
・補間
低解像度なものを拡大プリントするときに、ぎざぎざを目立たなくする
そんな機能ですが、いわゆるぼかしているだけようなもの。
・ネガ&・膜面
へぇ〜、こんなのもあったんだぁ・・・
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[連載] 思いつきのショートコラム
「わかるなぁ」
今度こそタトゥーが来日したみたいだけど、でもあれはいかんてぇ。
売り込みのための戦略かなんか知らんけど、いくらインパクトがあっても
あんだけ人様に迷惑かけちゃ、プロとしては許されんと思うよ。
でも、不思議と気持ちがよくわかるんだよね。
今現在の自分の気持ちにストレートに行動してるだけなのに、
周りがほっといてくれないとか・・・
気持ちを押し殺してテンションを下げたくないとか。
世間体や常識、習慣といったくだらないもののために、
自分の中から生まれたものを、世に出す前に潰してしまう辛さって
どれくらいの人がわかってもらえるのだろうか。
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いいもの紹介
「プロデュース・ヘブン」
かなり画期的なソフトがリリースされました。
フォトショップを自動操舵するみたいに、操作手順がプログラムされた
葬儀用遺影写真作成ソフトが「Produce Heaven v.2 for Windows」です。
衣装と背景のテンプレートも多数付属していて、指示にしたがって
処理を進めていくだけで、着せ替えもバック消しも
すんなりと短時間に出来てしまうというスグレモノ。
もう面倒な定型作業から開放されること、間違い無しです。
価格も業務用アプリにしては画期的な38000円だからうれしいかぎり。
あ、業界の方以外にはつまらない話題でしたね。
でも、フォトショップの画面に、ガイドウインドウが追加されて、
お決まりの処理は自動に処理され、変更できる箇所は
ガイダンスが表示されてどうしたら良いのか教えてくれる。
こんな方法もあったのか・・・なんておどろいちゃいますよ。
お問い合わせは、ぼく(tsuji@chitanet.or.jp)でもいいし、
総販売元の、ケイクラフトコンサルティング(kcraft@muc.biglobe.ne.jp)
へ直接問い合わせてもいいですよ。
問屋さんもまだほんの一部しかこの商品を知らないと思うので・・・
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□ 質問、投稿、へちま料理も大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので
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発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 ベンチャーセクション)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2003 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Sinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
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