65F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2003  7月号     No.87 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 8629 部                  めろんぱん発行・配送数: 1056 部 《目次》  ・ [特集] デジカメ失敗談  ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part45)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (取り消しいろいろ)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (屋上焼肉)  ・ いいもの紹介 (スラスドビュアー) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== あら、またもや8月・・・ いや遊び呆けていたわけじゃないよ、月日の経つのが早かっただけ。 確かに仕事はひまになったけど、いろいろアンダヨ。 ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!  必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは  何かのトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集] デジカメ失敗談 実は、デジカメによる失敗って、ほんとに多いんですよ。 まだ遊びで使っているうちにいろいろと経験しましたが、実践に使う前に 経験しておいてほんとによかったと思うことばかりです。 っていうか、適当なテストぐらいでは実践に使う勇気はないんで、 十分に使いこなしてから仕事に持ち出すくらいの臆病さで ちょうどよかったのかもね。 ほとんどがうっかりミスなのですが、性質の不一致があったり、 性能不足に気が付かずに使っていて、くるしい写真になったりもしました。 娘には申し訳ないけど・・・ 例えば、自分の子供の運動会でピントの性質におどろかされたり、 ブレについての特性に納得したりして、ケースバイケースでは 銀塩も併用しなくちゃと気がついた部分もあります。 もちろん、その性質がわかったので、そこに気をつけて撮影すれば 撮り方でカバーできることですが、現場はなにがおこるかわからないので 万全の体制は作っておく必要があります。 前置きが長くなってしまいましたが、一番多いうっかりミスを挙げると、 ・電池を切らしてしまった。 ・ファイルコピー時にフォルダごとコピーして上書きしてしまった。 ・色温度を微妙にまちがえた。 ・露出補正を戻し忘れた。 ・レンズがよごれていて、部分的にフレアがでてしまった。 ・温度差でレンズが曇ってきてしまった。 まだまだいろいろありますが、 上の二つはバカとしか言い様のないうっかりミスですよね。 他のものは、モニターをしっかり見ていれば気が付きそうなものですが、 実際の撮影時は、それどころじゃないことも多いんです。 数コマ切った後で気が付くことが多いかな。 レンズの汚れは、モニターではわかりにくいので、 時々レンズをチェックする必要があります。 デジカメは、なぜかレンズの汚れに敏感なような気がします。 逆光や光源の写りこんでいる画面は、とくに苦手なようで。 コンパクトデジカメに多いのが、温度差による曇りです。 連続使用により、電池や背面のモニターが熱くなってきて 寒い日や梅雨の時期は、その温度差でレンズが曇ることが多いのには 気が付きませんでした。 デジタルカメラは撮影してすぐ確認できるので、しっかり確認して 失敗に気をつけましょう。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part45」 「トーンをものにしよう」 〜イメージに合わせてセンスよく〜 「カメラマンのトーン」 写真を撮る数を重ねていくと、自然にカメラマンのトーンというものが 出来上がってきます。これは、モノの見方が確立されてくると同時に 撮影のトレーニングにより潜在的なセンスが表に出てくるからです。 なかなか自分ではわからないものなのですが、 他人から見て、この写真は○○さんの撮った写真だなぁ、とか、 あなたに撮ってもらうと○○になるね、等と言われたことがありませんか。 ここで言う写真のイメージは、カタチや内容ではなくて、雰囲気のことです。 この雰囲気を左右するものがトーンであり、写真の調子です。 自分のトーンに気が付けば話は早い。 どんどんその部分を突き詰めていくだけなのです。 デジタルを使っていると、結構この部分のデフォルメがしやすいもので、 被写体の現実が自分のイメージと少しずれていたとしても、 色温度や彩度の設定次第で、自分の作品として撮影することができます。 さらに、各種のレタッチにより、かけ離れたものまで加工できます。 これを「良いか」「悪いか」と言うことではなく、 自分の作品をイメージ通りに仕上げる為の手段なのです。 カメラマンのトーンは、撮影者のセンスや性格、主張や考え方、 物事の見方などの撮影者フィルターを通して出力された作品に反映します。 すべてさらけ出すんだから、照れや恥ずかしさもあるけど、 開き直れば自信になります。 ここはひとつ、その辺のところ素直にやりましょうよ。 さて、今回で写真の四大要素のひとつ「調子」については終わりです。 次回からは、最期の要素「構図」についてやっていこうと思います。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「取り消しいろいろ」 操作してして、しまった!ってなことは当然ありますよね。 フォトショップでは、失敗してしまった操作をいろいろな方法で 取り消すことができます。 また、画像の一部や全部を最後に保存したときの状態に戻すこともできます。 まずは、直前に実行した操作を取り消す方法は、 「編集」→「取り消し」を選択します。Win(Ctrl+Z),Mac(コマンド+Z) ただし、その操作によってはグレー表示で「取り消しできません」と 表示されている場合もあります。 上書き保存もこの方法では取り消しできませんね。 「復帰」を使っても戻れません。 こんなときは、 ヒストリーパレットの一番上にファイルを開いたときに自動作成された スナップショットに戻って、上書き保存をしてから また最新のヒストリーに戻って別名保存をかけます。 ただし、ヒストリーオプションで 「最初のスナップショットを自動作成」を選択しておく必要があります。 この操作は、ヒストリーのバッファではなくスナップショットを利用 していますので、バッファをクリアしてしまっても大丈夫ですが、 最初に書類を開いたときの状態に戻ります。 最期に保存したときではありませんので、ご注意ください。 では、途中まで戻るには、ヒストリーパレットを使って戻った状態で 再保存すれば元に戻ることになります。 そしてまた最新のヒストリーに戻って別名保存をかけます。 ちなみに「取り消し」コマンド、ヒストリーパレット、クリップボード、 パターンバッファで使用中の RAM を解放するには、 「編集」→「メモリをクリア」を選択し、消去する項目を選択します。 「メモリをクリア」コマンドは、バックでメモリを食いすぎて 操作を続行しづらい場合に使います。 それでは、画像の一部を保存中の状態に戻すには、どうしましょうか。 ヒストリーブラシツールを使って、ヒストリーパレットで選択した ヒストリー画像やスナップショットでペイントします。 もしくは、「ヒストリー画像を復帰」オプションを選択して 消しゴムツールを使います。 また、復元する部分を選択して、編集/塗りつぶしを選択します。 「使用」で「ヒストリー」を選択し、「OK」をクリックする方法もあります。 取り消し範囲の選択には、クイックマスクを使うと便利な場合が多いですよ。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「屋上焼肉」 ようやく夏らしくなってきました。 我が家では、屋上でバーベキューをする機会も増え、子供たちも 肉、肉・・・などとはしゃいています。 考えてみると、焼肉がメインになって、海老や貝など魚介類は少ないのに きがつきました。 海や川原でやるときは、どちらかというと魚介類中心なのに比べて 屋上の時は焼肉中心、その理由がやっとわかりました。 その理由は、屋上のときはレジャーではなく食事だということ。 見晴らしは良いけど、気分を高める背景がない。 自然の中ではなく、水道も冷蔵庫も風呂もすくに使える生活の中。 ということは、主婦の考えとして、後片付けやゴミの問題が すぐ目の前にある状況で、いや、そんなことを頭の中に置きながら バーベキューをしているという悲しいパーティになっているのかもしれない。 今や肉よりも海老、蟹、貝類の方が高く付くし、子供に剥いてやるのが かなりの手間になる。自然の中ではそんな手間も楽しみのひとつになるが 食事となると状況が違う。 さらには、その貝殻や海老などのカラが大量に残り、後始末の大変さが パーティの間ずーっと苦になっているとしたら・・・ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「スラスドビュアー」 プリントしたものの色を確認する為の評価ボックスが欲しいんだけど、 あんなものに何万円も払えないのは、不景気なので当然です。 かと言って、演色性の悪い光源では色再現が不安です。 そんなときは、ポジをチェックするためのライトボックスを使って 評価ボックスの代わりにしてしまいましょう。 ちゃんとしたスラスドビュアー(ライトボックス)は、 日本印刷学会推薦規格に準拠していますので、 相関色温度は約5000度Kで、演色性もRa90以上になっています。 このライトボックスに、簡単なフードを取り付けてターゲットプリントを 立てれば、簡易な色評価ボックスができます。 もうポジ撮影など滅多になくなってしまって、 スラスドビュアーなど久しく使っていない方も多いと思います。 そんな人にもピッタリですね。←ぼくのこと? スラスドビュアーにはこんな余生があったのでした。 ┏┏┏  NEWS ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―-  「カラーインプットターゲット」が「色合わせの小道具」として              進化しました!   使い方のノウハウを納めたHTML形式の解説に従って作業が進められます  デジカメ・スキャナー・モニター・プリンターの色合せツールとしてどうぞ      値段もいまのところ据え置きの 送料込・税込の2千円   まずはtsuji@chitanet.or.jpまでメールでお問い合わせください。     折り返し、ご注文方法・振込み方法等をご案内させていただきます。 -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- ※ すでにご購入済みの方へは、解説ファイルのサービスも行ないます。   tsuji@chitanet.or.jpまでお問い合わせください。 □ 質問、投稿、鰻つかみも大歓迎、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2003  7月号     No.87 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻 徳明  tsuji@chitanet.or.jp       発行所  T+One DESIGN  (辻写真館 ベンチャーセクション)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/      このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可や何かお恵みは            「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。 Copyright (C) 1997-2003 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" Shinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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