64F 知恵と知識の間
「デジタルカメラを使いこなそう! Part44」
「トーンをものにしよう」 〜イメージに合わせてセンスよく〜
「クールカラーとウォームカラー」
じつはこの仕掛けは、カラーアナリシスというものから来ているのですが、
イメージ作りにも非常に有効なので、アレンジして使っているものです。
色にはそのベースとなる傾向が大きく分けて2つあります。
これは、色温度とも深く関わりがあり、
このベースとなっている色の傾向をアンダートーンと表現します。
クールカラーとは、色温度の高い色がベースとなっている色彩で、
ブルー系を基調としたもののことを言います。
イメージとしては、季節的には冬や、なぜか夏を表現しやすく、
冷たさ、涼しさ、すがすがしさ、冷静さ、スマートさにも結びつきます。
ウォームカラーはこの逆で、色温度の低い色がベースとなっている色彩で、
イエロー系を基調としたもののことを言います。
イメージとしては、季節的には春や、秋を表現しやすく、
こころや泥臭さと共に、温かみ、情熱、しぶさなどにも結びつきます。
どちらにしても、重要なことは、
これらのものは色そのものではなく、ベースとなる色だということ。
黄色はウォームカラーだというのは早とちりで、
同じ黄色でも、レモンイエローはクールカラーになり、
やまぶき色はウォームカラーだということをしっかりと理解してくださいね。
写真を撮る時に、モデルを使ったりしますが、この、人の肌の色も
クールアンダートーンとウォームアンダートーンの人がいます。
この肌のベースになる色にあわせて、アクセサリーをゴールドにするのか、
シルバーにするのか判断するのにも、このベースの色で判断します。
当然、衣装や背景もトーンを統一することによって
全体の調和をとっていくことになります。
そして、そのトーンにふさわしい光質のライティングを当てれば
準備完了となります。
あとは好きなように崩して楽しんでくださいね。
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