66F 知恵と知識の間

「デジタルカメラを使いこなそう! Part46」 「構図はもっとも簡単なTips」 〜誰でも上達、構図のあれこれ〜 「タテ位置なのかヨコ位置なのか」 さて、今回からは構図についてですが、ここでは書物等で書かれている 一般的な構図とは別の角度から見たことも載せていきたいと思います。 一般的な構図なら本から学んでもらえばいいことですし、 今までに取り上げてきた内容を理解していれば、 けっして間違った構図の利用方法をしないことと思います。 もう言うまでもなく、構図の悪用は技術向上の妨げになり、 見かけ倒しの意味のない写真を作ってしまうことになります。 この構図についての解説を最後に持ってきた意味を理解していただき、 その辺、十分ご注意して作画をしてくださいね。 それでは今回のお題である、タテ位置とヨコ位置の決め方です。 基本的な決定方法は、主題を伝えるための適正な環境にあります。 簡単に言えば、テーマにとって奥行きを使って伝えた方が効果的なのか、 又は広がりを使って伝えた方が効果的なのかということです。 これは実はそんなに考えなくてもいいことなんです。 知らず知らずのうちに自分の体の一部が反応しているからです。 頭で考えるのでもなく、イメージをすることでもありません。 その体の一部とは、「視線」です。 被写体に対して、撮影動機が生まれたときに、 「視線」がどのように動いたかを意識していれば、気がつきます。 慣れてくると、視線の動きとカメラの構え方が瞬時に一致してきます。 たとえば、海岸の写真を撮るときに、 海の広さに感動していれば視線が横へ広がり、横位置に構えます。 空の高さに感動していれば視線が縦に広がり、縦位置に構えます。 相手が動くものならもっと簡単にわかるでしょ。 横に走っていけば・・・こちらに迫ってくれば・・・
                
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