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「カメラらしくなってきたデジカメ」 最近のデジタルカメラは、かなりカメラらしくなってきました。 これはどういう意味かと言うと、パソコンの周辺機器としての 入力装置ではなく、カメラとしてのデジタルカメラになってきているような 製品が多く出てきたと感じています。 つまり、カメラの代わりとして役に立つようになってきたと言えます。 と言っても、昔からカメラとして使えていたものも多くありますし、 特にどこがどう変わったという部分もはっきりしている訳ではありません。 おもにカメラとして使えるということは、 シャッターのタイムラグの短縮であったり、起動時間が早くなったり 色空間がプリントを意識してsRGBに対応してきたりした部分です。 まだまだ色に関しては、青いモニターでの画面表示を意識して、 プリントするとイエロー浮きする機種も多くあります。 そして、一眼レフのデジタルカメラが、手の届く価格まで下がってきている ことも今年のビッグニュースです。 各社カメラメーカーが次々と廉価な機種を発表していますが、 この競争はうれしいことです。 キヤノンのEOSシリーズも10Dを発売し、使える性能と買える価格が 業界のデジタル化の波を一気におしすすめました。 ただ、受光素子のサイズが小さいので、広角系ズームが必要になり この価格が高くて結局はかなりの出費になってしまうのが実情です。 そして9月20日に発売されるEOS Kissデジタルは、10Dなみの性能で 一般ユーザー層向けに、驚きの価格で登場します。 しかも、専用の使いでのある18-55mmの焦点距離を持った レンズ付きでも14万円前後になると聞いています。 業務利用では、ボディの耐久性やボタン類の操作性からして ちょっと使いづらいと思いますが、スナップ用途なら だましだまし使えるのではと思います。 話がそれてしまいましたが、カメラとしてのデジタルカメラは、 最終的には使う個人個人の捕らえ方しだいです。 カメラから記録メディアを取り出して、フィルム代わりに使うかどうかです。 このメディアは繰り返しフォーマットして使えるので、 使い切る必要はありません。 行事ごとにCD付きでプリント注文すれば、行事ごとのCDがプリントと共に できてくるので、データを消してしまう心配もなくなり、 思い出の整理も簡単にできます。 プリントに出したらメディアはフォーマットしちゃえばいいんです。 あとは、このCDがフィルム代わりになります。 パソコンも、その知識も必要のない環境は、すでに整っているんです。 デジタルカメラをカメラとして使いますか。
                
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