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「シャープネスの設定」 ずいぶんと昔になりますが、シャープネス処理はいつかけたらいいのか という話をしていたことがあります。 たしか、レタッチをしている時に、「色調整」「リサイズ」「シャープ」 の順がいいと言っていたと思います。 それはそれとして、デジタルカメラにもシャープさが変えられる機種が 多くあり、どれを選んでいいかわからないと言う話をよく聞きます。 例えば、「シャープ強・標準」とか、「標準・なし」とか、 シャープ「+2・+1・0・−1・−2」とかいろんな表現があります。 デジタルカメラには、このようなシャープネス強調のための 輪郭強調があらかじめ設定されていて、その強さや設定のバリエーションも カメラによりまちまちで、そして、表現方法ですらバラバラです。 ほとんどの場合、解像度なりの適切な輪郭強調は標準であったり、ゼロで 問題なく使うことができますが、全体的にやや強めですね。 メーカーによっては、ちょっと強すぎないか               ・・・と思うことがよくありますが。 で、最近ポピュラーになってきた、カメラからのダイレクトプリント、 ピクトブリッジ等の規格も広がってきて、レタッチ無しでプリントするのが 当然なことになってくると、この、輪郭強調の意味も深くなってきます。 これに対してパソコンで出力用途に応じた適切な輪郭強調を行いたい場合、 デジタルカメラでの輪郭強調は軽くしておいた方が 最終的な仕上がりは良くなります。 カメラ側の輪郭強調は、データを壊すことになるので控えめにしておき、 表示用なら、モニターで確認しながらアンシャープマスクを かけすぎないようにさらりと適用します。 写真プリントは、画質がよければ、やや軽めがいいですね。 家庭用のプリンターならカメラ側の標準的な設定程度がちょうどいい。 印刷に使うなら、シャープ処理するかどうかは、打ち合わせの上 決めるのがいいと思います。
                
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