75F フォトショップ・ルーム
「効率的にレイアウト 準備編」 前回の特集でのお約束を覚えていたので、今回のこのコーナーは 普段のフォトショップでのレイアウト手順をお伝えします。 手順は大きく分けて、3つのパートに分けられます。 1.取り込みのドロップレットの作成 2.全画像を取り込んで貼り付ける 3.レイアウトする そしてレイアウトには、配置する各画像の大きさを決めるための ダミー画像の操作と本番画像の配置に分けられます。 では、実際の手順でひとつづつすすめていきましょう。 今回は、前編としてアクションとドロップレットの作成方法までを メインに取り上げています。 まずは、レイアウトする用紙を指定します。テンプレートがまだない場合は 新規作成します。A4なら297mm×210mmだったかな? 解像度は、出力環境にあわせて180〜400dpiぐらいにしておいてください。 用紙ができたら、取り込みのドロップレットの作成をしていきましょう。 「ファイル」→「開く」→「配置する画像のどれかひとつ」 で、先程作成した用紙のほかに、配置する一枚の画像が開きますので、 ここで「アクション」パレットの下に並んでいる「新規セットを作成」 をクリックし、任意の名前のセット名をつくります。 そしたら今度はその中に「新規アクションを作成」で任意の名前で アクション名をつければ記録が開始されます。 この状態で「イメージ」→「画像解像度」で下の、縦横比の固定と 画像の再サンプルにチェックを入れた状態でピクセル寸法を20%ぐらい にしてOKします。 そしたら「選択範囲」→「全てを選択」、「編集」→「コピー」、 「ファイル」→「閉じる」、「編集」→「ペースト」とすると、 用紙に配置する画像がレイヤーとして取り込まれますので、 アクションパレットの四角い停止ボタンを押して、記録を止めます。 今回作成したレイアウト用紙は、テンプレートとしてわかりやすい名前で 任意の場所に保存し、一旦閉じておきます。 これでアクションができましたので、ドロップレットとして描き出します。 まずはダミー作成用のドロップレットを作ります。 「ファイル」→「自動処理」→「ドロップレットを作成」(v6の場合)で 保存場所と名前を任意に指定し、今作成したセットとアクションを指定して 「開くコマンドを無視」以外のチェックを入れて、実行後は「なし」で OKすればドロップレットとして書き出されます。 次に、本画像用のドロップレットを作ります。 アクションパレットの「画像解像度」の左にある「項目の表示を切り替え」の チェックをクリックしてはずします。 あとは先程と同じようにドロップレットとして書き出すのですが、 わかるように違う名前で書き出してくださいね。 これで準備は整いました。あとは実際にこの2つのドロップレットを使って レイアウトをしていくのですが、今回はここまで。 では、次回レイアウト手順についてをお楽しみに。