76F フォトショップ・ルーム

「効率的にレイアウト 実行編」 前回の作業でレイアウトをするためのドロップレットを 2つ作成しましたので、今回はこれらを使って 自動貼り付けをして実際のレイアウト作業を行ないます。 手順は大きく分けて、3つのパートに分けられていましたね。 1.取り込みのドロップレットの作成 これは前回作成した大きさの見当をつけるための縮小画像の貼り付け用と 本番画像を貼り付けるものの2種類です。 2.全画像を取り込んで貼り付ける これは前回作成したドロップレットを使用します。 3.レイアウトする レイアウトには、配置する各画像の大きさを決めるための ダミー画像の操作と本番画像の配置に分けられます。 ここで縮小画像で大きさの当たりをつけて背景にし、 本番画像をその大きさに合わせて拡大縮小を一発で決めます。 では、実際の手順でひとつづつすすめていきましょう。 今回は、後編として前回作成したドロップレットを使用して 実際の手順を順番に解説していきます。 ドロップレットの使い方になりますので、非常に簡単です。 まずは前回作成したレイアウトする用紙を開くか、新たに仕上がりサイズで レイアウトする用紙を作成します。 フォトショップ画面を背面にするか最小化して隠し、 画像ファイルの入っているフォルダとダミー作成用のドロップレットを 表示させて、画像ファイルの入っているフォルダを ダミー作成用のドロップレットにドロップします。 フォトショップ画面がアクティブになり、次々と縮小されたダミー画像が レイヤーとして自動的に張り付いていきます。 すべて取り込めたら、拡大縮小を繰り返したりトリミングしたりして 自由に配置をしていきます。 背景のデザインを作成する場合はここで作成してもかまいません。 配置完了したら、ガイドを使って配置の位置をマークしておくと便利です。 ガイドはレイヤーの端っことど真ん中に吸着しますよ。 背景を非表示にして、表示画像を統合してから背景の表示を戻します。 これで背景とレイアウトの参考用のレイヤーのみになりました。 次に本番画像を配置します。 再びフォトショップ画面を背面にするか最小化して隠し、 画像ファイルの入っているフォルダと本番作成用のドロップレットを 表示させて、画像ファイルの入っているフォルダを 本番作成用のドロップレットにドロップします。 フォトショップ画面がアクティブになり、次々と原寸の画像が レイヤーとして自動的に張り付いていきます。 すべて取り込めたら、 レイアウトの参考用のレイヤーをいちばん上に出し、トリミングした画像は その上のレイヤーに持っていき、ダミーを参考にトリミングしてください。 すべてのトリミングが終わったら、 レイアウトの参考用のレイヤーにあわせて本番画像を拡大縮小します。 このときは、必ず一発で大きさを決めてください。 失敗したときは、さらに拡大縮小するのではなく、取り消しをして 再度一発できめるようにしてください。 先程作ったガイドを利用すると、作業が早いですよ。
                
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