78F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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まぐまぐ発行・配送数: 8057 部
めろんぱん発行・配送数: 1078 部
《目次》
・ [特集] 携帯のカメラは本当に使えるのか
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part58)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(ショートカットのオンパレード)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(仕事なのか趣味なのか)
・ いいもの紹介 (フィルムケース)
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===== はじめに =====
ぱらぱらとご質問が来ているのですが、
問い合わせ先の「tsuji@chitanet.or.jp」は【受信専用】ですので、
このアドレスから送信することは一切ありません。
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第三者からの偽装メールですので、そのまま削除するようお願いします。
ウイルス等による、送信元を偽ったメールです。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
通信上のトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
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[特集] 携帯のカメラは本当に使えるのか
前回の携帯電話のカメラ機能ですが、これは使い方次第で使えるっていう
ことでしたが、もう少し詳しく検証してみたいと思います。
ここでは、プリントすることを目的としたデジタルカメラとしての使い方で
本当にデジタルカメラの代用として用が足りるのかと言うあたりと、
使い方のコツや使える環境についての解説になります。
まずは、メガピクセル以上の受光素子を持っているものは
当然必要になってきます。
具体的に言うと、リアルでXGA(1024×768)以上の解像度が必要です。
ここでおさらいの意味も含めて計算してみましょう。
プリントするサイズを普通の写真の大きさ(L判)だとすると、
寸法は127mm×89mmですので、5×3.5インチです。
銀塩プリントでの理想的な解像度は連続階調で、
300dpi(主にフジ系)か400dpi(ノーリツ29シリーズ)です。
仮に300dpiとして、5×3.5インチにプリントするには、
5インチ×300dpi=1500ピクセルと、3.5インチ×300dpi=1050ピクセル
よって、理想としては1500×1050の画素が必要になります。
そして、ぎりぎり譲歩して150%の引き伸ばしを許したとすると、
このXGA(1024×768)の画素数が最低限必要だと言うことになります。
スナップ写真として、我慢できる画質っていうことです。
しかし、200万画素あったとすると、
1600×1200ピクセルはありますので、引き伸ばすことなく
普通の写真の大きさ(L判.127mm×89mm)に無理なく
プリントすることができると言う意味です。
しかし、理論と現実は違うもので、実際に200万画素の
カメラ付き携帯電話SH505isで両サイズ選択での撮影実験をしてみると、
XGA(1024×768)と2M(1632×1224)の画質の差は、数値の差ほど表れては
来ませんでした。
並べてみれば判断がつきますが、わざわざ最高解像度で撮るほどの
価値が無いように感じました。
たしかに、最高解像度の方がわずかに画質はいいのですが、
そのために撮影枚数を犠牲にするよりもこの程度なら我慢できます。
P505isの最高解像度であるSXGA(1280×960)よりも良いくらいです。
きっと、CCDの実サイズから来る優位性なのでしょう。
どちらにしても、同解像度のデジカメと比べれば見劣りします。
解像度よりも問題なのが、圧縮率です。
解像度はサイズ選択の部分で、圧縮率は画質選択と表記されています。
「スーパーファイン」・「ファイン」・「ノーマル」の3段階で、
この差ははっきりと出ます。十分ご注意下さい。
あとは、得意・不得意なシーンです。
長くなってしまったので、これは次回へまわすことにしましょう。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part58」
「画角と被写界深度のテクニック」 〜主役と脇役の関係〜
「クローズアップのテク」
クローズアップと言うと、マクロレンズで小さな世界を大きく写す、
そんなイメージがありますが、これって、マイクロ?マクロ?ミクロ?・・・
ニコン系ではマイクロニッコール、キヤノン系ではコンパクトマクロ。
ま、名前なんてどうでもいいけど、小さな世界を大きく写すに変わりなく
このようなクローズアップする撮影には、それなりのテクがあります。
まず、近接撮影になるので、焦点の前後がぼけやすくなります。
ピントには細心の注意を払って、ピントの合う範囲をきっちりと定めて
焦点距離とそれに応じた絞り値を決定します。
当然、望遠レンズを使った方が、より背景がおおきくぼけるので
焦点を当てる主役の範囲もはっきりさせておく必要があります。
また、
広角レンズを使用する場合は、レンズが被写体に極端に接近するので
ライティングの妨げにならないかの注意が必要です。
レンズやレンズフードはもちろん、撮影者自身も近づくため
被写体に影を作ってしまうかもしれません。
それから、遠近の誇張もかなりなものになるので、
見た目上のゆがみにも注意します。
さらに、わずかに動くだけでフレーミングが大きく変わるので
シャッターを切る直前までしっかりとファインダーを注視します。
そして近接撮影の特徴として、ぶれやすいと言うこともいえます。
想像以上にブレやボケが出やすいので、三脚の使用をお勧めします。
クローズアップの撮影には、普段見えないものが見えてくる
大変おもしろい世界を体験できますので、やみ付きになるかもしれません。
世界が違うって、こんなところでも経験できるものです。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「ショートカットのオンパレード」
今回は、非常に実用性の高いショートカットをまとめてご紹介します。
ウインドウズを基準としていますので、
Macの方は、「Ctrl」キーをコマンドキーに読み替えてください。
よく使う作業は、このショートカットの活用で
驚くほど効果が出て、作業がほんと、早くなりますよ。
でも、使いこなせないと意味が無いから、本当に便利なのだけね。
まずは定番のショートカットから。
上書き保存 ・・・「Ctrl」+「S」
別名保存 ・・・「Ctrl」+「Shift」+「S」
取り消し ・・・「Ctrl」+「Z」
文字入力は、別のテキストファイルに作っておき、コピーペーストします。
コピー ・・・「Ctrl」+「C」
ペースト ・・・「Ctrl」+「V」
つづいて、ツールの切り替えは、
移動ツール ・・・「V」
コピースタンプ ・・・「S」
ペンツール ・・・「P」
文字ツール ・・・「T」
ブラシツール ・・・「B」
消しゴムツール ・・・「E」
覆い焼き、焼き込み・・「O」
手のひら ・・・「スペース」
※これらのオプションを操作するには、
ブラシサイズを大きくする・・・「]」
ブラシサイズを小さくする・・・「[」
(これらにShiftを併用するとぼかし具合が変更できます)
覆い焼き、焼き込み等の範囲の変更は「Shift」+「-」
不透明度は、直接数値を打ちます。
それから、画像の調整には・・・
レベル補正 ・・・「Ctrl」+「L」
トーンカーブ ・・・「Ctrl」+「M」
色相・彩度 ・・・「Ctrl」+「U」
※これらの色別の表示に切り替えるには、
レッド ・・・「Ctrl」+「1」
グリーン ・・・「Ctrl」+「2」
ブルー ・・・「Ctrl」+「3」
(普段はチャンネルの切り替えになります)
色相彩度に関しては、「Ctrl」+「1〜6」まで
選択範囲を操作するには、
選択範囲の解除 ・・・「Ctrl」+「D」
選択範囲の反転 ・・・「Ctrl」+「Shift」+「I」
選択範囲を新規レイヤーにする・・「Ctrl」+「J」
選択範囲やガイド等の表示切替・・「Ctrl」+「H」
そのほか、よく使うショートカットは、
スナップ機能のON/OFF・・・「Ctrl」+「:」
クイックマスクの切り替え ・・・「Q」
ズームアップ ・・・「Ctrl」+「+」
ズームダウン ・・・「Ctrl」+「-」
(手のひらツールをダブルクリックすると、全体表示)
(ズームツールをダブルクリックすると、100%表示)
とまぁ、この程度のショートカットでも使っていれば
かなりの作業効率アップになることでしょう。
案外知られていないものもあるかもしれませんので、一度お試しあれ。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「仕事なのか趣味なのか」
写真屋というのは、仕事なのか趣味なのか、
それはどちらでもあるので、すごく幸せな暮らしなんだと思う。
でもここ最近では、写真を写すことよりも指導することの方が
多くなってしまい、その幸せ感が少し薄れてしまっているような気が。
でもよく考えてみると、写真を教えている時も、撮影している時と同じように
結構楽しくやっていることに気付いてきました。
どちらにしても、写真に携わっている時間は、楽しいものです。
ただ、仕事なのか趣味なのかを悪く言えば
ちゃんと採算的に元が取れて、仕事として成り立っている行動なのか、
それとも趣味として楽しんでいるだけなのか、
そのあたりの境界がはっきりしない業務な訳で。
写真撮影でも特殊な撮影は価格が決まっているわけではないので
その都度見積もりということになる。
たいていこんなケースでは相場が無いので適当な見積もりをきってしまい、
後になってどんどん興味が増大して突き詰めていくと
想像以上の難度と作業時間をとられて趣味の世界に入ってしまいます。
指導についても基本から外れると、同じことが発生するわけで、
好きじゃなきゃやってられない場合も、多々、・・・
つまるところ、仕事が趣味になってしまった訳ではなく、
趣味が仕事になっているだけと解釈すれば、世の中はバラ色です。
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いいもの紹介
「フィルムケース」
前回の携帯電話の話ついでに、思いもよらない偶然の一致がありましたので
是非お知らせしたいともいます。
ただこれは「SH505is」に限った話ですので、あしからず・・・
カメラ付き携帯電話はもうあたりまえのようになっていますが、
どうしても気になるのがレンズカバーのあるものが少ないこと。
最近の機種ではだいぶ増えてはきましたが、まだ高い。
そこで、ぼくが個人用に持っているSH505isのレンズキャップになる
何か適当なものはないものかと、常々思っていました。
そして35mmの透明なコニカのフィルムケースのキャップを
何気なくあててみたら、ぴったりとはまってしまい驚きです。
フジのキャップでは、はまりません・・・コニカミノルタです。
今ではSH505isのレンズは、このキャップがしっかりガードしています。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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