79F 資料室
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2004 10月号 No.101
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
まぐまぐ発行・配送数: 8076 部
めろんぱん発行・配送数: 1077 部
《目次》
・ [特集] 携帯のカメラはどんなシーンで使えるのか
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part59)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(ポートレートの隠し味)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(勘は観察力から)
・ いいもの紹介 (ドメインをとろう)
■LC ADSL 同時入会キャンペーン実施中!
LC ADSL(12M)は、NTTのフレッツを使わないリンククラブオリジナルの
ADSL接続サービス。初年度月額1,330円、モデム1年間無料。
しかも、リンククラブ年会費1年間無料のキャンペーン中です。
https://ssl.hosting-link.ne.jp/adbyclick.asp?c=0007030036&d=100000002522
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
===== はじめに =====
おっしい、一日遅れてしまった。
なかなか自分の時間が作れず、どうしても遅れ気味なデジセミですけど
伝えたいことは山ほどあります。
101号と言うことで、改めまして、これからもよろしくね。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
必ず返信いたしますので、なかなか返事がないなぁってときは
通信上のトラブルの可能性がありますのでもう一度送信して下さいね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[特集] 携帯のカメラはどんなシーンで使えるのか
携帯電話のカメラ機能は使えるのかどうか、前回までのところでは
解像度的には大丈夫な電話が出てきているということでした。
L判プリントには、200万画素あれば文句なしで、最低ラインとしては、
200万画素のうちのXGA(1024*768)のサイズがあれば、
そこそこ我慢できる画質でプリントができることがわかりました。
そして、同じXGAでも、いっぱいいっぱいのXGAとの違いも
あることがわかりました。
しかし、デジタルカメラと比べると、あきらかに画質の違いがあります。
どうやら使える場面と使えない場面があるようですね。
そこで、携帯電話でプリントすることを目的として
本当にデジタルカメラの代用として用が足りるのかどうか、
シーン別に検証してみたいと思います。
使えそうなシーンとしては、日中の順光撮影です。
これはオート機構の基準なので、安心して使えるシーンですね。
写真的にどうとか、ライティングがどうとか、そう言った事は別にして、
適正露光に近く、発色も標準的になります。
明るいので露光量もたっぷりとあり、ノイズも少なくて良好です。
レンズの弱さからか、ハイライト部のにじみが少し気になります。
次に、日陰での撮影です。
この場合、若干のシャドウノイズが見えてきました。
案外、実用上の感度が低いようです。
これら撮影条件では、プリントしてしまえば
コンパクトタイプのデジタルカメラとの違いは気にならないほどです。
では、苦手なシーンとはどんな場面でしょう。
例えば、室内でのスナップ撮影。
光量が絶対的に不足しているので、ノイズも多く、シャッタースピードも
遅くなってブレやすくなります。
携帯電話のライトなんて、数十センチぐらいまでしか効果がないので
暗い場面での撮影は避けたほうがいいでしょう。
解像度以上に、ダイナミックレンジやシャドウノイズによって
使えるシーンが左右されてしまうので、
携帯電話のカメラ機能は、明るいところで使いましょうってことですね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part59」
「露出のテクニック」 〜露光量とコントラスト〜
「適正露出とは」
さてさて、今回からは露出のテクニックについての解説です。
この章では、「適正露出とは」「コントラストの決め方」、
「ホワイトバランス」「感度も利用」「勘をつける」
といったことについて触れていきます。
まず今回は、適正露出についてです。
ご存知のように、デジタルカメラは露光量については大変シビアです。
そして、露出計とは微妙に違った反応をするようです。
デジタルカメラでの適正露出の決定方法は、ホワイトバランスと
ヒストグラムのハイライトに注目して、決定すると把握しやすくなります。
ホワイトバランスは、文字通りRGBの各色の白のレベルを決めて
真っ白近辺の色バランスをとる事です。
このホワイトバランスがずれていると、RGBのどれか一色だけ
白飛びしてしまい、補正しにくい状態になってしまいます。
余裕を見て少しアンダーにすると、それだけ眠たい調子になり、
黒の方向にツケがまわってしまいますし、ひとこまづつ開いて手動で
レベル補正するのは非常に面倒なことです。
ホワイトバランスは、テスト撮影ができる撮影なら
任意にセットして、PCで各色の白レベルを確認して
きっちりとあわせておくのか得策です。
各色の白の起点が一致していれば(ホワイトバランスが正確に合っていれば)
、レンジ幅を最大限に生かす事ができます。
しかも、デジカメの確認モニターに表示されるヒストグラムも
よりあてになる目安として使うことができます。
そうです。理屈が先行してしまいましたが、
デジカメで露出を決定する基準として、確認モニターに表示される
ヒストグラムの白の起点で判断します。
もちろん、露出計も使いますが、最終的にはヒストグラムで
判断しているのが現状です。
要するに、グレー濃度ではなく、白の表現で適を判断するのがコツです。
そしてシャドウ側は、コントラストの補正で補うのです。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「ポートレートの隠し味」
デジタルカメラでポートレートを撮影すると、35mmで撮ったときよりも
ヌメッとした感じになりがちです。これは、粒状感が無いことと、
濃淡のめりはりが不足していることから発生しています。
粒状感のざらつきは肌にとっては無い方が良いのですが、
度が過ぎるとロウ人形のような無機的な調子になってしまいます。
写真は色で見せる以前に、光と影で見せるものです。
色作りではなく、濃淡をはっきりさせる必要があります。
なぜかデジタルカメラには、そのあたりの感触がずれているような・・・
そこで、辻徳流の味付けを加えます。
ようするに、ちょっとだけメイクをすると言うか、プチ整形をします。
覆い焼きツールで範囲をハイライトにして、瞳に入ったキャッチライトと
白目の部分をわずかに覆い焼きして白をほんの少し際立たせます。
必要に応じて、歯と唇のハイライトも少し明るくしたり、
てかりを強調したり、鼻筋を立てたりするときもあります。
そして、焼き込みツールで範囲をシャドウにして、
目の近辺を微妙に焼き込み、瞳の黒を引き締めて、まぶたのシャドウも
少しだけ陰影がくっきりするように焼き込みます。
これで目元くっきりはっきりです。
時間があれば、しみやこじわをちょっとだけ薄くしてあげましょう。
顔だけではなく、首筋も案外気にしている部分です。
サービスで鼻毛もカットしてあげます。
そして、最も気にしている人が多いのが顔の輪郭です。
これはイメージのゆがみで直してもいいけど、
ぼくは球面フィルターの方をよく使います。
選択範囲を作って、球面フィルターでへこましたり膨らましたりして
顔の輪郭とパーツの配置を修整してあげます。
この方が変形が自然にできるのは気のせいでしょうかね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 思いつきのショートコラム
「勘は観察力から」
ぼくは予知能力があり、未来を予測することができるので、
モデルの動きを察知してシャッターチャンスを逃さないのです。
これは、全くのうそではなく、今までの経験と観察力で
ほんのわずかな未来、何分の一秒先なら予測ができるということです。
それは、心の動きをリードしてモデルから表情を引き出すこともあるし
単純に気分から来る動きの予測だったりします。
テレビの中でも、刑事がデカの勘ってやつを発揮して犯人を嗅ぎ分けたり
していますよね。長年の観察から、予測をしているわけです。
その勘は、事象や問題を見抜く勘でもあります。
学生時代には、問題は必ず明確なカタチにして他人が与えてくれ、
そこには正解も用意されていました。
でも、プロの社会においては問題はちゃんと与えられない。
問題がはっきり見えていれば、正解はすでにわかっているはず。
すぐにわかるなら、誰でも成功しちゃうってことになります。
いまやらなければいけないことは、観察を深く繰り返して勘を身につけ、
これから先問題になるであろう事柄を見抜いて、こちらが答えを提案する
ことによって、問題に気付いて納得してもらうことです。
そうすることで、こちらの提案する答え(写真)が、
お客さんの問題を解決してくれることを知った時に喜んでもらえます。
その問題は、お客さん個々がそれぞれの問題を抱えて来店し、
お客さんはその問題に気付いてはいません。
でも、答えを求めて来店してくるのは確かで、
来店時の様子や会話の中で観察をして勘を生かして
問題を見つけて答えを提供するのが、ぼくの仕事のような気がします。
だから、画一的な流れで一定のパターンの撮影を繰り返すような
コースメニューやパッケージがやりにくいのです。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
いいもの紹介
「ドメインをとろう」
今年の夏の終わりに、仕事用にドメインをとりました。
くやしい事に、忙しくてまだWebの内容が作れないけど・・・
でも、オリジナルのドメインがあると、メールがすごく楽しい。
このめるまがのお問い合わせには、昔のアドレスを受信専用に
残していますが、送信しているのはすべてオリジナルからです。
なんと、3ケタのJPドメインが取れてしまったんです。
ぼくが使っているのは、オリジナルドメインと
自由に作ったり取り消したりできるメールが10個もあり、
インターネット接続もセットになっているこのサービスです。
ごちゃごちゃ書いても仕方ないので、詳しくは、ここに載っています。
https://ssl.hosting-link.ne.jp/adbyclick.asp?c=0002030048&d=100000002522
これで名刺にも自分の事業所名のアドレスが入れれるし、
なんとなく借家のテナントから出て、自社ビルに引っ越したような気分です。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
■取得代行料無料!年間100円とドメイン維持費のみ。
専用の管理室で、オリジナルドメインを簡単管理!
「リンククラブ・ドメイン・パーキング」
https://ssl.hosting-link.ne.jp/adbyclick.asp?c=0004030025&d=100000002522
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 質問、投稿、銀杏大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて
登録者ご自身で登録・解除をしてください。
□ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ )
□ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も
利用して配送しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2004 10月号 No.101
┏┏┏┏
┏┏┏┏
発行人 辻 徳明 tsuji@chitanet.or.jp ※受信専用
発行所 T+One DESIGN (辻写真館 ベンチャーセクション)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可やお恵みは
「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
Copyright (C) 1997-2004 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI" Shinmaiko, Chita-city, Aichi, Japan
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
9月号へ 11月号へ 79Fロビーへ出る