79F 知恵と知識の間

「デジタルカメラを使いこなそう! Part59」 「露出のテクニック」 〜露光量とコントラスト〜 「適正露出とは」 さてさて、今回からは露出のテクニックについての解説です。 この章では、「適正露出とは」「コントラストの決め方」、 「ホワイトバランス」「感度も利用」「勘をつける」 といったことについて触れていきます。 まず今回は、適正露出についてです。 ご存知のように、デジタルカメラは露光量については大変シビアです。 そして、露出計とは微妙に違った反応をするようです。 デジタルカメラでの適正露出の決定方法は、ホワイトバランスと ヒストグラムのハイライトに注目して、決定すると把握しやすくなります。 ホワイトバランスは、文字通りRGBの各色の白のレベルを決めて 真っ白近辺の色バランスをとる事です。 このホワイトバランスがずれていると、RGBのどれか一色だけ 白飛びしてしまい、補正しにくい状態になってしまいます。 余裕を見て少しアンダーにすると、それだけ眠たい調子になり、 黒の方向にツケがまわってしまいますし、ひとこまづつ開いて手動で レベル補正するのは非常に面倒なことです。 ホワイトバランスは、テスト撮影ができる撮影なら 任意にセットして、PCで各色の白レベルを確認して きっちりとあわせておくのか得策です。 各色の白の起点が一致していれば(ホワイトバランスが正確に合っていれば) 、レンジ幅を最大限に生かす事ができます。 しかも、デジカメの確認モニターに表示されるヒストグラムも よりあてになる目安として使うことができます。 そうです。理屈が先行してしまいましたが、 デジカメで露出を決定する基準として、確認モニターに表示される ヒストグラムの白の起点で判断します。 もちろん、露出計も使いますが、最終的にはヒストグラムで 判断しているのが現状です。 要するに、グレー濃度ではなく、白の表現で適を判断するのがコツです。 そしてシャドウ側は、コントラストの補正で補うのです。
                
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