83F 知恵と知識の間

「デジタルカメラを使いこなそう! Part63」 「露出のテクニック」 〜露光量とコントラスト〜 「感度も利用」 デジタルカメラでは、カット毎に感度を変えることができます。 一見、なんてことのない要素のようですが、 じつは非常に使いでのある機能なのです。 フィルムカメラの場合は、感度はフィルムで決まってしまい、 若干の増減感はできるものの、カット毎にとはいきません。 ですから、 露光の調節は「シャッタースピード」「絞り」「NDフィルター」の 3つの選択又しかありません。 フィルターは光量を減らすだけで、あまり手軽とは言えませんので 通常はシャッタースピードと絞りで露光を調節するのが一般的です。 シャッタースピードを変えると、ブレ加減が変わってきます。 絞りを変えると、被写界深度が変わり、ボケ加減が変わってきます。 デジタルカメラでは、これに加えて「感度」を変えることが出来ます。 感度は、露光時間にも被写界深度にも影響を与えずに 露光量を調節することが出来ます。 ただ、デジタルカメラの感度は、高感度に設定するほど シャドウにノイズが出てきます。 感度は低いほどざらつきが少ないってことですね。 どの程度ノイズが出てくるかはカメラ次第で、最近の新しい一眼レフ、 キヤノンで言えば、10Dでは400、20Dでは800でも 十分に実用になるほどの性能を持っています。 当然、感度を低くしたISO100の方が滑らかな描写になりますが。 コンパクトカメラでは、感度の設定すら出来ないものもおおくありますので 購入前にこのあたりもチェックしてみるのもいいと思います。
                
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