83F 特集ルーム
「色をまとめる」
少し前、去年の7月号で「プロっぽく見える配色」ってので、
写真に文字を入れたりするときの色選びについてすこしだけさわりましたが、
今回は写真の雰囲気に結びつくような、色使いをやりましょう。
まずは、イメージからキーになるカラーを決めましょう。
考え方の急所は、「どう見せたいか」と言う部分から連想していきます。
作品のイメージは、色によって大きく左右されるので、
動機を裏付けるカラーを決めて、配色のルールを決定します。
撮影の動機と「どう見せたいか」という見せ方をつないで
思いつくキーの色とルールが決まってくれば、イメージも固まってきます。
この根本の作業が抜け落ちていると、最終形が漠然としてしまい、
何を伝えたいのか、よくわからないものになってしまいます。
ルール作りでは、キーの色から全体のトーンを決めて
補助色をいくつぐらい使うのかを決めます。
キーの色が決まったら、補助色を作るためにキーになる色の濃度を変えた
配色をして見ます。濃くしたり、薄くしたりして、バランスを見ます。
もうひとつの方法として、色相を少しだけずらしてみるのも有効です。
大きくずらすと、まとまりがなくなってしまいますので、
60度以内にとどめておきます。
ポイントになる部分は、メリハリをつけるために、
大きく濃度を変えてみましょう。視点が集中するように、
メリハリをつけるのは、ポイントになる一部だけにしておきます。
視覚を分散させないって事が重要です。
特に模様のあるものの場合は、出来るだけ目立たないように
ライティングを工夫したり、周りとの調和をとる必要があります。
色はまとめるものです。
きっちりまとめた上で、少し冒険してみるのが楽しいのです。

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