85F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2005 5月号 No.107
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まぐまぐ発行・配送数: 7540 部
めろんぱん発行・配送数: 1059 部
《目次》
・ [特集] 「画素数≠画質」(画素数と画質は別物)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part65)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(縁をフェードアウトする)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(レジュメってどうなの?)
・ いいもの紹介 (パンに納豆)
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まずはtsuji@chitanet.or.jpまでメールでお問い合わせください。
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===== はじめに =====
今月は、月末に間に合いました。
間に合わせて当然なんだけど、気持ちいいね。
今月は特に、関東や関西方面に飛びまわっていて、時間がない割りに
すべての仕事もやり越せるぐらいの余裕もあり、
それでいて、仕事もその他の作業もいつもより多くこなせて、
非常に充実していました。
なんとなく、テキパキこなすコツに気付いたような気がします。
ひとつだけ言うと、なんでもすぐやるって事かな。
忙しくなるほど、すぐにやらないと、やりづらくなるからね。
ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!
(無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。
このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします)
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[特集] 「画素数≠画質」(画素数と画質は別物)
あるアンケートによると、8割以上の人がデジタルカメラを持っている
そうで、2台以上持っている人も年代が大きくなるにつれて
増えていると聞きました。(2005年前半)
そしてそのほとんどが自分で欲しくて購入したんだって。
どんな人を対象にした調査かは知らんけど。
そうなると気になるのは、デジタルカメラを買うときに
どの部分にポイントを置いて、購入する機種を決めたかと言う部分。
メーカーなら当然気になるところなんだけど、
写真屋としては、デジタルカメラの世間の常識がどんななのか、
どの程度の正しい知識を持っているかを知るきっかけになるんです。
基本的にぼくは「統計」ってやつがきらいで、
事情は人それぞれなのに、そのある一部だけを抜き出して
共通項でくくっちゃうのって、とっても失礼だと思うよ。
まぁ、それは置いといて「世間ってやつはこうなっている」ってのが
このアンケートで少し見えてきます。
現段階での購入の決めては・・・
1位・・・画素数、
2位・・・軽量、コンパクト、
3位・・・デザイン、色3
今後のデジカメに期待することになると、
1位:バッテリ時間、
2位:画素数、
3位:手ぶれ補正
今持っているデジタルカメラは、画素数第一、つづいてサイズや形を
検討して購入したと言うことで、
今度買うなら、画素数よりもバッテリーの持ちが第一だということが
わかります。
こうなった背景には、画素数はもうこれくらいで良いという考えもあり、
根本的なデジタルカメラの弱点に気付きだしているのではと思います。
統計の話はこれくらいにしておいて、
うちに来るお客さんに聞いてみても、ほとんどの方が画素数が多いほど
写真がきれいに撮れると思い込んでいる方ばかりで、
露出や圧縮率、色温度の設定に無頓着な方ばかりです。
でもこれはユーザーが悪いのではなく、知識の無い販売店に責任があり、
デジタルカメラの性能を潰してしてしまっているのです。
ユーザーの多くは、誤解しているだけなんですね。
いちばん頭にくることは、専門外の販売店がカメラについての
中途半端な理解で、まちがった知識をユーザーに広めてしまっていること。
本来は、画素数は画像の大きさであって、綺麗さではない。
L判にプリントするには200万画素(約1600×1200ピクセル)あれば十分で、
それ以上あっても無駄なだけ。当然、画素数の多いカメラは
それ相応に基本性能も高くなる傾向はあるが、
常にフルサイズで撮る必要は無い。メモリーを食うだけ。
画質は、圧縮率と深い関係があり、圧縮率を低くすることで
歪を抑えて輪郭の再現がスムーズになり、綺麗な写真になる。
デジタルカメラはポジ撮影以上に露出にシビアで、
適正露出から外れるほど、それを補正するために色再現が不自然になる。
室内ではホワイトバランスに気をつける。
・・・ご注意下さい。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part65」
「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜
「カメラの準備」
さてさていよいよ撮影編の最終項目の撮影前のチェックに入りました。
この章では、失敗しないために撮影前にチェックしておく事を
取り上げて、ひとつひとつ確認していこうと思います。
パートとしては、カメラの準備から、周辺機材の準備、
RAW撮影の設定項目、JPEG撮影の設定項目、機材の手入れ、
・・・と進む予定です。
で、まずは、カメラの準備ですが、もう少しわかりやすく言うと、
使用するデジタルカメラの機能を確認しておくって事です。
感度の切り替えは、手動でセレクトできるかどうか。
感度を変えたときの画像の荒れ方はどのようになるのか。
画質(圧縮率)の選択で、何段階の切り替えがあるのか。
画質を変えると、どの程度の劣化があるのか。
画像サイズは何ピクセル(何万画素)に設定できるのか。
プリントのサイズや使用する大きさから計算してみる。
ホワイトバランスの選択はどんな種類があるのか。
オートの効く範囲はどれくらいか、どんなモードがあるのか。
シャープネスの設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
コントラストの設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
彩度や色味の設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
まだ使いはじめに出来ることは、このような機能的な
ポイントをチェックして、撮影シーンに応じて切り替えられるように
機能を理解しておくことですね。
さらに、使いながら把握していって欲しいことは、
使用するデジタルカメラの癖を知り、対応できるようにすることです。
シャッターの切れるタイミングやタッチの感覚に慣れておく。
オートフォーカスの方式やそれぞれの癖を理解し、
状況に応じた方式をセレクトできるように慣れておくこと。
これはちゃんとピントを合わせるために重要なことです。
・・・なんとピントの甘い写真が多いことか!
カメラの精度やレンズの特性についても色々とテスト撮影して
使用するデジタルカメラの癖をつかんでおけば
何が起こるかわからない現場でも、安心して撮影に望めますね。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「縁をフェードアウトする」
写真映像で時々見かけるものに、写真の周りがふわぁっと白く
フェードアウトしてるみたいなものがあります。
これって案外簡単そうで、手間のかかるものなんです。
いや、簡単に作ることも出来るし、こだわることも出来るんです。
では、実際の作業をして見ましょう。
まずはフォトショップで画像を一枚開きます。
その画像に選択範囲を作ります。
方法は、矩形選択ツールでもいいし、楕円選択ツールでもいいし、
なげなわツールでも何でもかまいません。
選択範囲が決まったら、ツールパレットの逆日の丸マークみたいな
クイックマスクモードに切り替えるボタンをクリックします。
クイックマスクモードになったら、そのマスクをフィルターの
ぼかし(ガウス)で好きなだけぼかしてください。
ちょっと雑味がほしいときは、フィルターの表現手法の拡散を
いい感じになるまで行なってください。
できましたら、クイックマスクモードのとなりのボタンで
通常の画像描画モードに戻すとマスクが選択範囲の点線に戻ります。
この状態では、選択範囲は画像の内側ですので、
選択範囲の反転をして、背景色が白であることを確認してから
デリートキーで削除すると、縁がふんわりと白くなります。
また、削除する以外にも、レベル補正を使って薄くしてもいいし、
逆に黒にしてもまた違った印象が出せます。
ついでに、筆でこすった部分が見えているような画像にするには、
まずクイックマスクモードに切り替えて、
ブラシツールで画像を塗っていきます。
このブラシで塗り潰した部分が画像の見える部分になります。
好みで拡散フィルターをかけてから、通常の画像描画モードに戻し、
デリートキーでポンと打ち抜いて選択範囲を解除すれば完成です。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「レジュメってどうなの?」
ここ何年か前から、よくレジュメって言葉をよく耳にするんだけど、
正確な意味もよくわからずに使ってる人って多いんじゃないかなぁ・・・
そう言っているぼくも、本当のところ、どうなのか定かでない。
最近、講演や講習をする機会が増えてきて、
話す内容の概要を簡単にまとめたものを、みんなに配布していますが、
ぼくなりの解釈では、このようなプリントのことを「レジュメ」だと
思っていました。
しかしある会では、議事の進行とか次第、つまり「要項」のことを
レジュメって言ってました。
今まで知らずに、イメージ的に勝手な解釈だけで
話す内容の概要をまとめたプリントの事をレジュメって言っていて、
結構恥ずかしかったです。
でもこれが本当のレジュメなのか、同じように誤解しているだけなのか、
確かめようと思い、司会の人にそれとなく聞いてみたところ、
話す概要をまとめたものの事は、「サマリー」って言うそうで、
これまたびっくり。そうだったのですねぇ・・・
そうこうしているうちに、また別の会では、
講師のプロフィールと紹介文がプリントされたものをレジュメって言っていて
これまたわからなくなってしまいました。
本当のところ、どうなんでしょうね。
余計なところでツウぶって、カタカナを使うのはやめとこうと思いました。
自分の理解が定かでない言葉を使っても、
聞いてる方は、もっと、わからなくなってしまうに違いない。
この辺の解釈のズレが、間違った知識として根付いてしまうと
取り返しのつかない方向へ進んでいってしまう事になりそうで。
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いいもの紹介
「パンに納豆」
今回は、偶然出来上がったイケてる食べ物です。
冗談で作ったものが、こんなにいけてるなんて、久々のヒットです。
なっとうパン・・・一見、キモそうですが、これがなかなかうまいんです。
作り方は次の通り何種類かあります。
1.なっとうは、たれやからし等、付属の調味料を全て入れて
よくかき混ぜます。
ホットドック作る要領で、ドックパンに縦に切れ目を入れて、
その切れ目に、からしマヨネーズをたっぷりと塗り、
その隙間にこのなっとうを詰めれば出来上がり。
これがいちばんシンプルななっとうドックです。
好みにより、納豆に海苔の佃煮を混ぜ込んでもおいしいです。
2.このなっとうドックの上に、チーズを乗せて、かるく焼けば
ねばねば感も増してさらにおいしい。
ドックなら、PCでの仕事をしながらでもつまめるし、
納豆のいやらしい糸で器を汚すこともありませんね。
3.このチーズアレンジを効かせて、トーストで作ると・・・
厚切りの食パンに、これまたからしマヨネーズをたっぷりと塗り、
付属のタレや調味料を入れ、よくかき混ぜたなっとうを乗せます。
そこへピザ用チーズか、スライスチーズを手で裂いて乗せます。
オーブンでこんがりするまでよく焼けば、納豆ピザトーストです。
納豆とからしマヨネーズのコンビネーションはバツグンで、
それぞれの調理法に、またそれぞれの味付けをしてお楽しみ下さい。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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「モニターの色あわせに」・「プリントの色評価に」
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2005 5月号 No.107
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