86F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2005  6月号      No.108 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 7361 部                  めろんぱん発行・配送数: 1058 部 《目次》  ・ [特集] ビットとバイト  ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part66)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (ペンツールで選択範囲)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (水)  ・ いいもの紹介 (虫除けジェル) □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== 暑い。もう暑い夏のようです。 梅雨が明けたらジムニーの幌をはずそうと思っていたけど、 なんかタイミングをはずされっぱなし。 その前に、半年越しのバイクのキャブレターも洗浄しないと フケがわるくて乗れやしない。 やる事だらけで、それも楽しみで、いい夏を早く迎えたいなぁ。 ご意見ご感想や、何かお恵みは tsuji@chitanet.or.jp まで!    (無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。          このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします) ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集] ビットとバイト デジタル画像を扱う上で、ビットとかバイトと言う言葉がよく出てきます。 今回はこれらの言葉を解説して、あやふやになっていた難しそうな理屈を 明確に理解することで、デジタルのおもしろさに気付いて欲しいと思います。 ビットと言えば、8ビットチャンネルとか、16ビットチャンネルのように、 RGBの各チャンネルが何ビットの深度を持っているかをあらわす時に よく使われます。 また、これらのチャンネルを合わせて24ビット画像だとか、 デジタルカメラやフラットベッドスキャナーのA/D変換等で 36ビット処理だとか、48ビット出力などと使われています。 バイトと言うのは、今回の場合はお金を稼ぐ手段ではなく 主に容量を表し、メガ等の補助単位をつけて、30MB(メガバイト) と言った具合に画像の容量を表すときにもいちられます。 では、このような単位にはどのような関連があるのかを解いていくと・・・ まず、デジタルでの最小単位はビットであって、 この中身は、あるかないか、オンかオフか、0(ゼロ)か1(イチ)か。 二値で表されるもので、これが1ビットです。 2桁になると、2ビットです。 たとえば、片手で数を数えてみてください。 5まで数えれますか?・・・10までですか? 実は、指がつらなければ0〜31まで数えることが出来ます。 2進法を使った5桁の数値ですね。 これを5ビットと言います。 もし、指が8本あったとしたら、 0〜255までの256個の数値を数えることが出来ます。 これが8ビットで、半角英数を表すことの出来る1バイトという単位です。 日本語を入力するときは全角にするので、1文字で2バイトを使います。 500文字の全角文字は、1000バイトですので、約1KB(キロバイト)、 ということになりますが、現実では二進法なので、 2の10乗バイト=1024バイトで1KBになります。 ついでに、2の20乗バイト=1048576バイト(1024KB)で1MB、 2の30乗バイト=1073741824バイト(1024MB)で1GBになります。 1TBは2の40乗バイトで・・・ おさらいすると、8ビットは、 8本の指(8桁の二値)で、0〜255までの256個の数値を数える・・ RGB各チャンネル・・・→単色の濃淡ですね。 8ビットでは、256階調を持っていると言うことです。 RGBカラーでは、8ビット(1バイト)×3色でひとつのピクセルを 表現するので、1ピクセル(画素)は3バイトの容量を持ちます。 600万画素の画像は、約1800万バイト(約18MB)てことになるはずです。 細かいことを省いておおまかにとらえると・・・ですが。 ビットとバイト、どんな意味なのかわかりましたか? ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part66」 「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜 「周辺機材の準備 その1」 カメラの準備に続き、周辺機材の準備です。 周辺機材と言っても、二つの種類があります。 ひとつは撮影機材としての周辺機器と、もうひとつはデータをとりまわす ための周辺機材です。 では、まず、その1として、撮影のための周辺機材から。 デジタルカメラ・レンズはもちろんですが、クリップオンのストロボは、 ある程度の光量のあるものでなければ、あまり意味がありません。 できればカメラメーカー純正の露出関連の連携できる機種を 選択するのがかしこいチョイスだと思います。 各メーカーで高度な露出管理をそれぞれ行っているので、 合った方式を受け入れましょう。 メモリーカードは、種類をよく確認して使用しているカメラに使えるものを セレクトしてください。・・・あたりまえですね。 万画素相当以上の容量(500万画素なら500MB以上)があれば 実質的に圧縮なし形式もフルに活用できて便利です。 CFカードは、読み書きの速度が何種類もありますが、 カメラとの相性で、80倍よりも45倍の方が早く書き込みができることも ありますので、実際に使っている人に聞いてみるといいです。 バッテリーは、最低でも2セットは必要です。 充電しながら撮影することは困難ですからね。 残量表示のクセも知っておきましょう。 電池マークが欠けてからどれくらい撮影できるか、 電池なしの表示が出てからも撮影が出来るのかを把握しておきます。 レンズの特性から、どのような状況でフレアーが起こるのかをつかみ、 必要なレンズフードを装着しましょう。 場合によっては、メーカー推奨のレンズフードよりもしっかりと ハレ切りしてくれるものもありますので、これもリサーチです。 場合によっては、ボードか何かでハレ切りする必要があるかもしれません。 特に、一眼レフデジカメでライカ判より小さい受光素子を使っているものは 個々に工夫して、効率のいいレンズフードをつける必要があります。 その他にも、撮影シーンにあわせて、縦位置グリップや各種フィルター、 ストロボの拡散装置、レリーズ、三脚等、必要なものをチェックして 忘れ物のないようにして出かけましょう。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「ペンツールで選択範囲」 画像を加工する時に必ずと言ってもいいくらい使うことになるのが 選択範囲ですね。 簡単に大まかな操作なら、ぼかしを大きめに設定してなげなわツールで えいやってくくっておしまいなのですが、 切りぬき等で、複雑ではっきりとした選択範囲を作る時は ペンツールを使って輪郭を正確にトレースして選択範囲に変換します。 そこで今回は、ペンツールを使った切抜きをしましょう。 背景になる別画像へ、商品や人物を合成する場合、 まずはこの商品や人物を切り抜く必要があります。 しかし、なげなわツールや自動選択ツールではうまく切りぬけない場合 (実際はほとんどの場合がそうですが)ペンツールでクローズドパス と言うものを作ります。 キーボードの「P」を押すとペンツールのどれかが選ばれますので、 フリーフォームではない、普通のペンツールになった事を確認します。 ツールバーのペンツールを押しつづけて表示される一番上のツールです。 オプションで、シェイプレイヤーではなく、新規作業用パスにします。 ラバーバンドをつけるとわかりやすいですよ。 画像の表示は100%、より正確にやりたい時は200%ぐらいがいいです。 このペンツールで、まずは輪郭に沿って点を落としていきます。 カクカクしていてもかまいません。 輪郭のほんのわずかに内側に落とすのがポイントです。 細かく曲がりくねっている部分は間隔を小さく、おおらかな部分は 間隔を広めに点を落としていくのがコツですよ。 ぐるっと一回りして開始点まできたらその始めに落とした点に 重ねて点を打つとパスが閉じられて、クローズドパスの完成です。 次ぎにパスのラインを滑らかにするために、ツールパレットの ペンツールを押しつづけて出てきたツールの一番下にある 方向点の切り替えツールを選んでください。 これでパスのライン上をクリックすると、先ほど落とした点が現れるので その点をつまんでドラッグしてラインを滑らかにしていきます。 点の位置がずれている時は、「Ctrl」キーを押しながらドラッグすると、 その点の位置を動かす事が出来ます。 ちなみに、画像表示の位置を動かすには、 スペースキーを押してる間は手のひらツールになりますよ。 最後にパスパレットで、この作業用パスを 「選択範囲としてパスを読み込む」へドラッグすれば いま作ったパスが選択範囲に変わります。 これを移動ツールで他の画像へドラッグして持っていけば合成できます。 ちなみに、この選択範囲をレイヤーにするには、 「Ctrl」キー+「J」キーですね。半角英数モードで有効です。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「水」 今年は雨が降らないねぇ・・・梅雨なのに節水だって。 うちの方では、水の心配はあまり無くなりましたが、 その代償として、いかにも病気になりそうなまずい水になりました。 何年か前までは、木曽川水系の全国的に見ても、かなりうまい水が 水道から出ていたのですが、 あの長良川河口堰の建設を遂行するための理由付けのために 水道水が木曽川上流から取水していた愛知用水から 喫水領域のよどんだ長良川河口堰あたりの水になってしまいました。 必要の無いものを作るために・・・残念です。 一度きめた事をやりとおす事も大事だけど、 もっと大切な事は、あやまちは認めて早急に正す事のはず。 後には引き下がれないと思うあまりに、ゆがんでも押し通す風潮が 最近は至る所で見られるような気がします。 そんなに思いつめても、周りが見えなくなるだけで かっこいいとも思わないし、堅実だとも思わない。 かっこつけても疲れるだけだから、 透き通って全てが見える水みたいに、そのまんまがいい。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「虫除けジェル」 またまた写真とは関係無いものですが、 写真の色調補正や加工でPCに向かっている時は普段と違って体をあまり 動かしていないので、よく蚊に刺されます。 最近暑くなってきて、特に夜の作業時に。 仕方が無いので、蚊取りマットをつけて対処していたのですが、 ガランとだだっ広い夜中の店の一角は、足元でつけていても効果がちらばって 刺されてしまうこともしばしば。 一旦刺されてしまうと、かゆさで気が散って作業がはかどらない。 狭い部屋なら、腹いっぱい吸わせてやればもうそれ以上は刺されないと 思っているところだけど、広い場所ではそうもいかない。 まぁ、そこで、たまたま片付け損ねていた虫除けスプレーを使ってみたところ そのむせるようなにおいがいつまでも部屋にこもりっぱなし。 スプレーは部屋の中では使うものじゃないね。 スプレーじゃない虫除けと言えば、去年何かでもらって使ってなかった ジェル式のチューブに入った虫除けがあった。 手に取るとすーっと溶けてそれを腕や足に塗りつける。 これなら首筋にも使いやすい。 どうやらアルコールか何かみたいなすーっとした爽快感があるんです。 室内でも使える変な虫除けですね。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ -―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- 「モニターの色あわせに」・「プリントの色評価に」      デジセミオリジナル【標準カラービュアー】・・・ハンドメイド http://www.chitanet.or.jp/users/tok/original_goods/ct_index.html -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- ■ 問合せ先の「tsuji@chitanet.or.jp」は、受信専用ですので、   このアドレスからメール送信することはありません。   もし、このアドレスから送信されているメールがあったとすれば、   それはどこかからの偽装メールです。お気をつけ下さいね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、陽が長くなったのも大歓迎、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2005   6月号     No.108 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/   このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可やお恵みは       受信専用の「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。   ※ お問合せは、日本語の題名で、正規のアドレスからお願いします。     迷惑メール防止のため英文タイトルや、Yahooメールやhotmail等の     無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。     このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 Copyright (C) 1997-2005 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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