85F 知恵と知識の間
「デジタルカメラを使いこなそう! Part65」
「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜
「カメラの準備」
さてさていよいよ撮影編の最終項目の撮影前のチェックに入りました。
この章では、失敗しないために撮影前にチェックしておく事を
取り上げて、ひとつひとつ確認していこうと思います。
パートとしては、カメラの準備から、周辺機材の準備、
RAW撮影の設定項目、JPEG撮影の設定項目、機材の手入れ、
・・・と進む予定です。
で、まずは、カメラの準備ですが、もう少しわかりやすく言うと、
使用するデジタルカメラの機能を確認しておくって事です。
感度の切り替えは、手動でセレクトできるかどうか。
感度を変えたときの画像の荒れ方はどのようになるのか。
画質(圧縮率)の選択で、何段階の切り替えがあるのか。
画質を変えると、どの程度の劣化があるのか。
画像サイズは何ピクセル(何万画素)に設定できるのか。
プリントのサイズや使用する大きさから計算してみる。
ホワイトバランスの選択はどんな種類があるのか。
オートの効く範囲はどれくらいか、どんなモードがあるのか。
シャープネスの設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
コントラストの設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
彩度や色味の設定がどの範囲で出来るのか。
切り替えによってどの程度の違いが出てくるのか。
まだ使いはじめに出来ることは、このような機能的な
ポイントをチェックして、撮影シーンに応じて切り替えられるように
機能を理解しておくことですね。
さらに、使いながら把握していって欲しいことは、
使用するデジタルカメラの癖を知り、対応できるようにすることです。
シャッターの切れるタイミングやタッチの感覚に慣れておく。
オートフォーカスの方式やそれぞれの癖を理解し、
状況に応じた方式をセレクトできるように慣れておくこと。
これはちゃんとピントを合わせるために重要なことです。
・・・なんとピントの甘い写真が多いことか!
カメラの精度やレンズの特性についても色々とテスト撮影して
使用するデジタルカメラの癖をつかんでおけば
何が起こるかわからない現場でも、安心して撮影に望めますね。
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