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「画素数≠画質」(画素数と画質は別物) あるアンケートによると、8割以上の人がデジタルカメラを持っている そうで、2台以上持っている人も年代が大きくなるにつれて 増えていると聞きました。(2005年前半) そしてそのほとんどが自分で欲しくて購入したんだって。 どんな人を対象にした調査かは知らんけど。 そうなると気になるのは、デジタルカメラを買うときに どの部分にポイントを置いて、購入する機種を決めたかと言う部分。 メーカーなら当然気になるところなんだけど、 写真屋としては、デジタルカメラの世間の常識がどんななのか、 どの程度の正しい知識を持っているかを知るきっかけになるんです。 基本的にぼくは「統計」ってやつがきらいで、 事情は人それぞれなのに、そのある一部だけを抜き出して 共通項でくくっちゃうのって、とっても失礼だと思うよ。 まぁ、それは置いといて「世間ってやつはこうなっている」ってのが このアンケートで少し見えてきます。 現段階での購入の決めては・・・ 1位・・・画素数、 2位・・・軽量、コンパクト、 3位・・・デザイン、色3 今後のデジカメに期待することになると、 1位:バッテリ時間、 2位:画素数、 3位:手ぶれ補正 今持っているデジタルカメラは、画素数第一、つづいてサイズや形を 検討して購入したと言うことで、 今度買うなら、画素数よりもバッテリーの持ちが第一だということが わかります。 こうなった背景には、画素数はもうこれくらいで良いという考えもあり、 根本的なデジタルカメラの弱点に気付きだしているのではと思います。 統計の話はこれくらいにしておいて、 うちに来るお客さんに聞いてみても、ほとんどの方が画素数が多いほど 写真がきれいに撮れると思い込んでいる方ばかりで、 露出や圧縮率、色温度の設定に無頓着な方ばかりです。 でもこれはユーザーが悪いのではなく、知識の無い販売店に責任があり、 デジタルカメラの性能を潰してしてしまっているのです。 ユーザーの多くは、誤解しているだけなんですね。 いちばん頭にくることは、専門外の販売店がカメラについての 中途半端な理解で、まちがった知識をユーザーに広めてしまっていること。 本来は、画素数は画像の大きさであって、綺麗さではない。 L判にプリントするには200万画素(約1600×1200ピクセル)あれば十分で、 それ以上あっても無駄なだけ。当然、画素数の多いカメラは それ相応に基本性能も高くなる傾向はあるが、 常にフルサイズで撮る必要は無い。メモリーを食うだけ。 画質は、圧縮率と深い関係があり、圧縮率を低くすることで 歪を抑えて輪郭の再現がスムーズになり、綺麗な写真になる。 デジタルカメラはポジ撮影以上に露出にシビアで、 適正露出から外れるほど、それを補正するために色再現が不自然になる。 室内ではホワイトバランスに気をつける。 ・・・ご注意下さい。
                
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