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「ビットとバイト」 デジタル画像を扱う上で、ビットとかバイトと言う言葉がよく出てきます。 今回はこれらの言葉を解説して、あやふやになっていた難しそうな理屈を 明確に理解することで、デジタルのおもしろさに気付いて欲しいと思います。 ビットと言えば、8ビットチャンネルとか、16ビットチャンネルのように、 RGBの各チャンネルが何ビットの深度を持っているかをあらわす時に よく使われます。 また、これらのチャンネルを合わせて24ビット画像だとか、 デジタルカメラやフラットベッドスキャナーのA/D変換等で 36ビット処理だとか、48ビット出力などと使われています。 バイトと言うのは、今回の場合はお金を稼ぐ手段ではなく 主に容量を表し、メガ等の補助単位をつけて、30MB(メガバイト) と言った具合に画像の容量を表すときにもいちられます。 では、このような単位にはどのような関連があるのかを解いていくと・・・ まず、デジタルでの最小単位はビットであって、 この中身は、あるかないか、オンかオフか、0(ゼロ)か1(イチ)か。 二値で表されるもので、これが1ビットです。 2桁になると、2ビットです。 たとえば、片手で数を数えてみてください。 5まで数えれますか?・・・10までですか? 実は、指がつらなければ0〜31まで数えることが出来ます。 2進法を使った5桁の数値ですね。 これを5ビットと言います。 もし、指が8本あったとしたら、 0〜255までの256個の数値を数えることが出来ます。 これが8ビットで、半角英数を表すことの出来る1バイトという単位です。 日本語を入力するときは全角にするので、1文字で2バイトを使います。 500文字の全角文字は、1000バイトですので、約1KB(キロバイト)、 ということになりますが、現実では二進法なので、 2の10乗バイト=1024バイトで1KBになります。 ついでに、2の20乗バイト=1048576バイト(1024KB)で1MB、 2の30乗バイト=1073741824バイト(1024MB)で1GBになります。 1TBは2の40乗バイトで・・・ おさらいすると、8ビットは、 8本の指(8桁の二値)で、0〜255までの256個の数値を数える・・ RGB各チャンネル・・・→単色の濃淡ですね。 8ビットでは、256階調を持っていると言うことです。 RGBカラーでは、8ビット(1バイト)×3色でひとつのピクセルを 表現するので、1ピクセル(画素)は3バイトの容量を持ちます。 600万画素の画像は、約1800万バイト(約18MB)てことになるはずです。 細かいことを省いておおまかにとらえると・・・ですが。 ビットとバイト、どんな意味なのかわかりましたか?
                
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