86F 特集ルーム
「ビットとバイト」
デジタル画像を扱う上で、ビットとかバイトと言う言葉がよく出てきます。
今回はこれらの言葉を解説して、あやふやになっていた難しそうな理屈を
明確に理解することで、デジタルのおもしろさに気付いて欲しいと思います。
ビットと言えば、8ビットチャンネルとか、16ビットチャンネルのように、
RGBの各チャンネルが何ビットの深度を持っているかをあらわす時に
よく使われます。
また、これらのチャンネルを合わせて24ビット画像だとか、
デジタルカメラやフラットベッドスキャナーのA/D変換等で
36ビット処理だとか、48ビット出力などと使われています。
バイトと言うのは、今回の場合はお金を稼ぐ手段ではなく
主に容量を表し、メガ等の補助単位をつけて、30MB(メガバイト)
と言った具合に画像の容量を表すときにもいちられます。
では、このような単位にはどのような関連があるのかを解いていくと・・・
まず、デジタルでの最小単位はビットであって、
この中身は、あるかないか、オンかオフか、0(ゼロ)か1(イチ)か。
二値で表されるもので、これが1ビットです。
2桁になると、2ビットです。
たとえば、片手で数を数えてみてください。
5まで数えれますか?・・・10までですか?
実は、指がつらなければ0〜31まで数えることが出来ます。
2進法を使った5桁の数値ですね。
これを5ビットと言います。
もし、指が8本あったとしたら、
0〜255までの256個の数値を数えることが出来ます。
これが8ビットで、半角英数を表すことの出来る1バイトという単位です。
日本語を入力するときは全角にするので、1文字で2バイトを使います。
500文字の全角文字は、1000バイトですので、約1KB(キロバイト)、
ということになりますが、現実では二進法なので、
2の10乗バイト=1024バイトで1KBになります。
ついでに、2の20乗バイト=1048576バイト(1024KB)で1MB、
2の30乗バイト=1073741824バイト(1024MB)で1GBになります。
1TBは2の40乗バイトで・・・
おさらいすると、8ビットは、
8本の指(8桁の二値)で、0〜255までの256個の数値を数える・・
RGB各チャンネル・・・→単色の濃淡ですね。
8ビットでは、256階調を持っていると言うことです。
RGBカラーでは、8ビット(1バイト)×3色でひとつのピクセルを
表現するので、1ピクセル(画素)は3バイトの容量を持ちます。
600万画素の画像は、約1800万バイト(約18MB)てことになるはずです。
細かいことを省いておおまかにとらえると・・・ですが。
ビットとバイト、どんな意味なのかわかりましたか?

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