88F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2005 8月号 No.110
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まぐまぐ発行・配送数: 7690 部
めろんぱん発行・配送数: 1053 部
《目次》
・ [特集] 空中に漂う白い玉
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part67)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(CMSのもやもや解消パート2)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(「捨てる」と「保存は」似ている)
・ いいもの紹介 (超カンタン映写)
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===== はじめに =====
女子まぐでも、まぐまぐのウイークリーでも、記事ネタで取り上げられて
ご紹介して頂けました。一挙に400部増加です。うれシー。
ま、それより、ついにフルサイズEOS-5Dが発表になりましたね。
欲しい・・・お金が無くて買えない・・・ください・・・24-105も付けて。
このセットが手に入るなら、ひと月あなたの犬になります。
いや、とりあえずテストしてみたいので、貸して下さい。お願い。
って言っても、発売はまだ先だね。
夏の終わりは毎年せつない・・・
ご意見ご感想や、何かお恵みは受信専用の tsuji@chitanet.or.jp まで!
(無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。
このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします)
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[特集] 空中に漂う白い玉
写真の中にぼーっとした白くて丸いものがいくつか写っていること、
経験ありませんか?
部屋の中での写真で、空中にいくつも白いものがぼーっと写っている、
夜のスナップ写真で、空に浮かぶ白くて丸いぼやーっとしたもの。
これらは心霊写真でも何でもありません。
ただのホコリなんです。
ではなぜ最近になってよく写るようになったのか。
これはカメラの小型化と、受光面の小型化に関係があるんです。
そしてレンズとストロボの距離こそ、この主たる原因なんです。
カメラの形状が小さくなると、レンズとストロボの距離が近くなって
レンズのすぐそばでストロボが光ることになりますね。
そうすると、レンズのごく近くに浮いているホコリにストロボ光が当たり
距離が近いので、強力にストロボ光を反射します。
これがぼやけた白い玉の正体です。
レンズとストロボの距離が近くなるほど、レンズの近くのホコリに
光が当たってしまい、目に見えないほどの小さなホコリでも
大きく白い玉になって写るって事です。
当然、レンズのすく前なのでピントが合わずにぼけて写りますね。
そして、受光面(CCD等)の面積が小さくなるほど被写界深度が深くなり
ピントの来ない場所でもボケ方が少なくなって、
カタチとして見えてくるのです。
では、このような白い玉を写さないようにするにはどうしたら良いか?
残念ですが、カメラのデザインや個性の問題なので、
ストロボを使う限りはなんとも防ぎようがありません。
ストロボを使わないのがいちばんですが、ホコリっぽい場所を避けて
出来るだけ望遠にして写すと薄くなる傾向があります。
これからカメラを買う場合は、出にくい機種を選びましょう。
○レンズとストロボができるだけ離れているデザインを選びましょう。
(ストロボ光がレンズの間際でホコリ反射しなくなる)
○受光面のサイズの大きいものを選びましょう。
(被写界深度が浅くなってぼけて見えなくなる)
○レンズの明るいものを選びましょう。(被写界深度が浅くなる)
カメラの小型化の代償として、意外な部分で不具合が出てくるものですね。
多分メーカーさんも、このデジセミを見ていることでしょうから、
ストロボの位置も性能のひとつとして、デザインしてちょうだいませませ!
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part68」
「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜
「RAW撮影の設定項目」
さていよいよ撮影となります。
まずは設定項目が少なく、手早く撮影できるRAW撮影の設定確認です。
RAW撮影は、現像時に設定できる項目が多いので、
撮影時は設定項目が少なくて楽チンです。
だから今回はサラーッといきますね。
まず忘れてはいけないのが「記録画質」を「RAW」にすること。
こうすることで、JPEGの画素数とか圧縮率を選択することもありません。
生のデータが記録されます。
そして忘れがちなのが「ISO感度」の設定です。
デジタルカメラでは、感度が自由に変えられるため、
慣れないうちはセットし忘れることがあります。
撮影前には、必ず感度の設定ボタンを押して、確認しましょう。
あとは、ワンショットか連写かを確認して、
AFモードやエリアも確認します。
最期に、測光モードを確認して、シャッター速度と絞りをセットします。
ついでにオートの場合は露出補正が戻っているか確認しましょう。
RAW撮影では、こんな感じで、フィルム撮影に毛の生えた程度の
確認だけでシャッターを切って行けるのです。
・・・でもそのツケが現像処理として、のしかかって来るのですが・・・
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「CMSのもやもや解消パート2」
前回のカラーマネージメントの考え方や仕組みについて
理解していただけたところで、
今回は色管理に欠かせないプロファイルについてです。
大事な部分ですので、ちょっとペースゆっくりめでいきますね。
ICCプロファイルは各機器の特性に合わせて、
共通のカラースペースから範囲を制限して補正をする値です。
カラーマネージメントシステムでは、これらのICCプロファイルを利用して、
データが持っている色彩を各機器が表現できる色再現領域内に変換して
各機器の能力を最大限に引き出す事ができるのです。
カラーマネージメントは、入力機器のICCプロファイルを使って
共通のカラースペースに色を一旦変換し、
そこからまた出力機器のICCプロファイルを使って色を変換します。
ICCプロファイルはそれぞれの機器が個別に持っていて、
その機器と共通のカラースペースの間の色変換テーブルです。
では、実際にデジタルカメラで撮影した画像をプリントする場合の、
カラーマネージメントを見てみましょう。
デジタルカメラの設定(現像パラメータ)をsRGBにしたとします。
撮影画像のカラースペースsRGBから
ICCプロファイル(sRGB入力プロファイル)を利用して
共通のカラースペースのLab値に変換します。
モニタ画面の表示には、モニター表示出力ととらえ、
この共通のカラースペースからモニタのICCプロファイルを利用して
そのモニタの特性に合わせたRGB値に変換して表示します。
インクジェットプリンタでプリントする場合には、
共通のカラースペースに変換された撮影画像のLab値を
各プリンタのインクと用紙の組み合わせで提供されている
ICCプロファイル(出力プロファイル)を利用して
その特性に合わせた色の値に変換してプリントします。
ICCプロファイルは、入力の特性(カラースペース)を定義するために
入力プロファイルを画像データに埋め込み、
モニタやプリンタなど出力時には、出力プロファイルを適用して
入出力間のカラーマネージメントを行なうのです。
では、次回は具体的なデジタルカメラの入力プロファイルについてです。
お楽しみに。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「捨てる」と「保存は」似ている
新舞子店がオープン以来の大改装しています。
細かな改装は何度か行なってきましたが、床の張替えまでは始めて。
デジタル関連を一箇所にまとめて、デジタルコーナーも作りました。
デジタル機器が引越しとなり、移動をかけていると、
なつかしいフロッピーディスクやMOがざくざくと出土してきました。
こんなかたちで出てくるなんて、
使わなくなったものは、すぐに捨てればよかった。
どうせ今、こうして捨ててるのだから。
保存しておこうと言う気持ちはわかるのですが、
仕舞い込んでしまえば、捨てたも同じ。
いつか使うかもしれないものって、結局使わないんだよね。
同じような理由で、ハードディスクを圧迫しているデータも
一応とってあるだけで、使う事無くディスクの肥やしになっていませんか?
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裏いいもの紹介
「超カンタン映写」
今回は、裏バージョンです。つまり、失敗談。
デジタルカメラで撮影した画像を、その場でプレゼンするために、
IO DATAのテレビ出力機能付きUSBカードリーダライタを
買ったのですが、「できる」と「使える」の違いを思い知らされました。
すでに製造中止になっているものですが、何とか探し当てて
この機材を買ってきました。
今考えると、その中止になっているあたりがうさんくさかったかなぁ。
機能は用途にぴったりで、リモコン付きなので
お客さんに渡してカンタンに自由に操作できるはずでした。
とりあえず、テレビにつないでCFカードを差し込みました。
そして、スタート。
テレビ画面には「読み込み中」の文字。
あまりに時間がかかっているので、先に全てのデータを読み込んでいるんだ
なんて思いながら、読み込み完了を待つ。
画面には、最初のひとこまが映りました。
さてと、次の画像は・・・あれっ、またしばらく読み込み中!!
なにこれ。
これでは使えない。痛い出費でした。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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それはどこかからの偽装メールです。お気をつけ下さいね。
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