9F フォトショップ・ルーム
合成を極める・その4「いんちき」
パスを切って合成するやり方には限界があり、
切り抜く画像のほうで、輪郭の髪の毛などがばらばらと立っていたりしたら
もう手の施しようもなくお手上げですよね。
こんなときの手っ取り早い方法があります。
ただし、この切り抜こうとしているバックの明るさが、
合成しようとしている背景よりも明るい場合にしかうまく行かないので
ご注意下さいね。
では、作業に取りかかりますが、ちょっとわかりにくいと思いますので
実際に作業を進めながら体験してみてください。
まず、用意する画像は、
・「青空などの背景画像」べつに何でもいいんだけど・・
・上記の青空よりもバックの明るい「自分の顔?画像」
(誰の顔でもいいけど髪の毛がぼさぼさと立っている方がわかりやすいよ)
この2枚を用意して、青空に自分の顔を合成してみます。
1・青空の画像を背景として、自分の顔画像をレイヤーにして大きさを
調整して任意の場所に持ってきます。「顔1」
2・レイヤーになっているその自分の顔をさらに「複製」します。「顔2」
3・顔2の方のレイヤーで、顔の輪郭を細かな部分を無視して
少し削るようなかんじに大まかに選択して、
選択範囲反転→削除で、バックを多めに削除します。
4・顔1のレイヤーで、顔の輪郭を細かな部分を無視して
少し外側を余裕をもって大まかに選択して、
選択範囲反転→削除で、輪郭を少し残すように削除します。
5・顔1のレイヤーを「比較(暗)」にすると、ほぼ完成です。
6・不要な部分が微妙に残るようでしたら消去などのレタッチして下さいね。
まあ、このやり方は使い道が限られてしまうんだけど
いがいと簡単なわりにきれいにできるので、この方法が適している画像には
うまく使ってやって下さい。
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