90F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2005 10月号 No.112
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まぐまぐ発行・配送数: 7579 部
めろんぱん発行・配送数: 1048 部
《目次》
・ [特集] 手ブレを防いでくっきり写真
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part70)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(CMSのもやもや解消パート4)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(いつも楽しくやっています)
・ いいもの紹介 (内蔵型メディアリーダー)
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
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===== はじめに =====
七五三真っ只中ですが、野暮用も多い10月でした。
デジタル機器も一箇所にひとまとめにして、
このスペースで画像処理のスクールが出来ちゃいそうです。
そして卒業アルバムも撮影が始まり、もうほとんど終わっている学校も
出てきているほどのスピード。
七五三もイラレでチラシを自作して新聞折込したせいもあり、
絶好調・・・とまでいかないまでも、かなりの勢いがありました。
勢いがあるうちに、次の勢いを仕込んでいかなくては。
と言うことで、10月号です。
気のむいたときに少しずつお楽しみ下さい。
たまにはまぐまぐの付けて来る広告もクリックしてやってください。
このクリック料のおかげで、無料配布できていますので。
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[特集] 手ブレを防いでくっきり写真
一眼レフと違って、モニターを見ながら撮影できるコンパクト型の
デジタルカメラは撮影者の印象まで変えてしまいました。
カメラを構えてファインダーを覗き込むスタイルから、
携帯電話で撮影しているような、少し離してカメラをかざして撮るような
そんな格好になってきました。
このことで問題になってくるのは、カメラが不安定になってくること。
対策として、各メーカーは手ブレ補正機能をつけてきていますが
根本的な解決法としては、やっぱりしっかりと構えて撮影することです。
できれば両手でしっかりと持って撮影したいし、
もう少し工夫すれば手ぶれも少なくなります。
いちばん効果のある撮り方は、モニターではなくファインダーを
覗いて撮影することです。
カメラを額にくっつけて、頭でホールドすれば手ブレはぐっと減ります。
しかし、最近のデジタルカメラには光学式のファインダーが省略されている
機種も増えてきており、この方法で撮れないものも多くなってきました。
ではどうすれば良いか・・・
カメラの肩掛け、そう、ネックストラップをうまく使ってみましょう。
カメラを首からかけたままでカメラを前に出して、
ストラップがピンと引っ張った状態で両手でしっかり持って撮ります。
これだけの事で、案外安定するものなのです。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part70」
「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜
「機材の手入れ」
今回は少し視点を変えて、機材の手入れについてです。
身を切られる思いで買った高価なデジタルカメラや交換レンズは
いつでも丁寧に扱いたいのが心情ですが、
撮影現場では機材に気をとられてはいけません。
イメージに集中するため、いつも雑に酷使されてしまうものです。
しっかりメンテナンスをして、使い倒す。
このメリハリが大切です。
まずは、致命的なダメージを受けていないかチェックします。
落とすといったことは無いと思いますが、結構ぶつけることはよくあります。
時々パターンを撮影してピントチェックしてみましょう。
高価なレンズは、きょう体の中でレンズが可動するものが多いので
少々フードをぶつけたぐらいではダメージを受けにくくなっているものが
多くありますが、
安いレンズは、レンズフードが可動部分についていることが多いので
すぐに前玉部にガタが出てきてしまいます。
フォーカシングやズーミング時に画面がカクカクするようなものは、
きっぱりあきらめましょう。
ボディは時々きれいに拭いてあげましょう。
拭いているときに、ひび割れを見つけることもあります。
レンズの前面は使用後に必ず汚れがないかチェックします。
通常はエアーで吹く程度にしておきますが、急いでいてつかんじゃうことも
ありますので、ふき取らないといけないような汚れがある時は、
クリーニング液をつけてやさしくふきあげます。
バッテリーの消耗もチェックします。撮影後は、とにかく充電ですね。
海外の代用電池の中には、満充電してもすぐに使えなくなってしまう
粗悪品も出回っていますので、要注意です。
ぼくの手元にも十数カットでいつもハングしてしまうバッテリーが
あります。もらい物なので文句は言えませんが・・・
カメラの設定をいつも使うパターンに戻しておくのもメンテナンスです。
現場ではパッと使いたいものです。
満充電されたバッテリーと、フォーマット済みのメディアを入れた状態に
いつもしておくのが大切です。
いざ撮影するときに、何か画像が残っていると後が面倒ですから。
そうそう、受光面のごみチェックは、
絞りを最大に絞り込んで、シャッター速度はオート。
フォーカスは完全なピンボケ状態で青空とかを撮影します。
この画像を等倍にしてPCのモニターでゴミをみつけてください。
さて、みつかるかな。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「CMSのもやもや解消パート4」
今回こそ具体的なデジタルカメラの入力プロファイルについてです。
フォトショップで画像を開くときに、なにやらプロファイルのダイアログが
出てきたことはありませんか?
例えば、
「RGBファイルには埋め込みカラープロファイルがありません。
対処方法を指定してください」なんて。
ここでは、三種類の選択画面が出ているはずです。
・そのままにする
・RGBの作業を指定
・プロファイルの指定
これは、デジタルカメラで撮影したときに、現像パラメータで指定した
sRGBとかAdobeRGBのプロファイルが埋め込まれていない場合に
出てくるダイアログです。
sRGBとかAdobeRGBに設定して撮影しているなら、
ただ埋め込まれていないだけで、データ自体はそのプロファイルに
なっているので、作業するときに(開くときに)埋め込めば良いんです。
その方法をそれぞれ説明すると・・・
そのままにするってのは、プロファイルなし(タグなし)で作業をする
と言うことです。この場合、フォトショップのカラー設定で
作業用スペースのRGBに指定したプロファイルが暫定的にあてがわれます。
でも、あくまでもタグなしデータなので、別名で保存する時に
ICCプロファイルのチェックを入れて
作業用スペースのプロファイルを埋め込んでやる必要があります。
RGBの作業を指定は、ファイルを開くときに
作業用スペースのRGBに指定したプロファイルを適用します。
作業用スペースのRGBにsRGBを指定している場合、
カメラでsRGBに設定して撮影した画像なら、こちらを選択します。
プロファイルの指定は、作業用スペースのRGBに指定したプロファイルと
撮影時のプロファイルが違っている場合に選択します。
その場合、撮影時のプロファイルを選択して適用します。
「次にファイルを作業用のRGBに変換します」のチェックを入れると
作業用スペースのRGBに指定したプロファイルに変換され、
チェックなしでは、撮影時のプロファイルが作業用スペースのRGBに
なります。
出力する時のプロファイルは何が良いのかを考慮して選んでください。
これで画像を開くところまでいきました。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「いつも楽しくやっています」
今月は月初めからすさまじかったなぁ。
大きな頼まれ事って、一気にやってくるもんだ。
でも、いつも不思議と何とかなっちゃうのが面白いところ。
絶対に無理!なんて事が続いても、ひとつひとつに分解していけば
中身はタダの簡単なものの組み合わせばかり。
世の中、案外そんなものなのかもしれないなぁ・・・なんて
気楽に思ったりもしています。
ただひとつ、睡眠時間はめっきり減ったのは事実。
好きでやっているだけなので、それだけたくさん楽しむことが出来ている
と思えばこれもまた良いことだと思う。健康なうちは・・・
あと、最近太ってきたなぁと思っていたところへ、
昨日「あれ、痩せたんじゃない」なんて言われたりするもんだから
調子に乗って暴飲暴食。
ビール飲みながら深夜に仕事する毎日が続き、現実はやっぱり太ってる。
そしてよくのどがからからになって目が覚める。
口をあけて寝ている証拠。
脱力感たっぷりのバカ面(ずら)して寝てるんだろうね。
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いいもの紹介
「内蔵型メディアリーダー」
店頭受付機のCT-1をHDD交換のついでに改造しました。
と言う前回の続きです。
では、店頭受付機CT-1改造の始まり始まり。
まずはいちばんのCT-1の不満点であるリーダー部分。
標準では、PCカードスロットと、スマートメディア、CFカードの
3種類にしか対応していない。
スマートメディアとCFカード以外はすべてPCカードアダプタで
対応してくれって言うもの。これではあまりに情けない。
実は、外付けのリーダーをつけて対応していたのですが、
ここはやはり内蔵して一体化させたいところ。
改造1 XDカードまで対応した内蔵リーダーにしたい
そしてもうひとつのCT-1の不満点、読み込みが遅すぎる。
標準では、なんとSCSIになっていて、しかもリーダーが遅すぎ。
USB1.1でも、うんと早いのに。
ここはひとつ、USB2.0ボードの増設をしてスピードアップさせたいところ。
改造2 その内蔵リーダーはUSB2.0を増設して高速に動作させたい
と言うことで、
USB2.0ボードと3.5インチベイに内蔵できるメディアリーダライタを
購入して改造をしました。
ところが、ドライブの設定や操作手順の図などのいろいろな問題も出てきて、
丸一日がかりで改造する羽目になりました。
特に、手順を表す図を作るのに時間がかかりましたが、
今は見違えるほどスマートで素早くきびきびと読み込みできるようになり、
CT−2に買い換えようなんて考えは消えてしまいました。
読み込みスピードが驚くほど速くなり、より多くのメディア対応。
CT−1の改造、お安く承りますよ。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
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このアドレスからメール送信することはありません。
もし、このアドレスから送信されているメールがあったとすれば、
それはどこかからの偽装メールです。お気をつけ下さいね。
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