91F 資料室

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2005  11月号      No.113 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏         http://www.chitanet.or.jp/users/tok/ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏                   まぐまぐ発行・配送数: 7485 部                  めろんぱん発行・配送数: 1045 部 《目次》  ・ [特集] EOS5D使用レポート  ・ [連載] 入力の知恵・画像の知識           (デジタルカメラを使いこなそう! Part71)  ・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク           (CMSのもやもや解消パート5)  ・ [連載] 思いつきのショートコラム           (ユーザーインタフェイス)  ・ いいもの紹介 (たばねるチューブ) -―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- 「デジカメ」「スキャナー」「モニター」「プリンター」の色合わせに・・・          デジセミオリジナル【色合わせの小道具】 カラーインプットターゲット+HTML形式の解説付き。2千円(送・税コミコミ)  希望の振込み方法を書いてtsuji@chitanet.or.jpへお問い合わせください。           折り返し、ご注文方法等をご案内させていただきます。 -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- □ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ===== はじめに ===== いやぁ、先月のCT−1の改造についての問い合わせ、想像以上でした。 みんな悩んでたんですね。 それはさておき、EOS5D、買っちゃいました。絶好調です。 画素数がどうとかの問題ではなく、撮ってて気持ちが良い。 詳細は下の特集コーナーにて。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [特集] EOS5D使用レポート キヤノンからフルサイズのデジタルカメラEOS5Dが出ていますが、 はたしてどんな具合なのか、実際に業務として使っていて思ったことを 書いていきます。 まずは、買ってよかったかどうか。 これは、値段なりの価値があるかどうかなのですが、 ぼくのような用途なら価値ありです。 ちょうどぴったりな感じですね。 受光面の小さいものは、どうしても被写界深度が深くなり、 感覚的にセットした絞り値と仕上がりのくい違いがありました。 しかも、輪郭をきれいに出そうと思うと、かなり絞りを開けないと 切り取ったような嫌な輪郭になってしまいます。 10Dで撮ってたときは、どうしても肩のラインを少しぼかしたくて スタジオでもF2.8〜F4にしてましたから。 このあたりのことで言えば、「35mmの感覚が戻った」という感動です。 そして何よりも良いところは、ファインダーが広いこと。 これも35mmの感覚が戻ったような感動と、 「撮ることが気持ち良い」といういちばんの長所かもしれません。 とにかく視界が気持ち良い。 全身のモデルの表情まで無理なくとらえることが出来る。 これだけでも十分に価値はありますね。 道具なんですから。 他には、広角レンズがちゃんと広角レンズとして使えるので、 建築カタログや旅館、店等の室内紹介の撮影にも力を発揮しています。 あと、ピクチャースタイルのおかげかもしれませんが、 色調補正も大幅に行なう必要が無くなり、楽になりました。 いいのか悪いのか、画素数も上がっていました。 おかげで1GBのCFカードがすぐにいっぱい。 PCのHDDも予想をはるかに超える勢いで食いつぶしています。 いちばん最小にしても400万画素オーバー。 スナップには使えないカメラです。 質感が出るのはこの画素数のおかげかもしれませんが。 悪い点も言いましょう。 まず、モニターが暗い。 大きいのはいいのだけど、感覚がおかしくなるくらいに暗い。 テスト撮影のとき、ヒストグラムを疑って反射的に感度を上げたら みんな露出オーバーになったなんてお粗末な事もありました。 外では使い物にならないほどです。 あと、シャッターのショックも大きいような気が・・・ フルサイズだからミラーの大きさのことを考えたら仕方ないと思うけど、 なんだか同じ大きいミラーが入っている銀塩のそれよりも ショックは大きいと感じたのはぼくだけなのかな。 反応もなんとなく遅いような気もします。 ボタンの感覚がふにゃっとした昔のカメラみたいになってるし。 これは好き嫌いの問題ですね。 ピクチャースタイルの常時表示も欲しいところ。 モードダイヤルにして入れちゃえばよかったのに。 AFの位置も寄りすぎてていまいち良くない。十字に並べてほしいなぁ。 まぁ、どうせ中央しか使わないからいいか。 他のポイントは大きさを測る基準にしか使わないから、 方眼のスクリーンに交換することにしましょう。 結局、モニターの暗さは気になるものの、 とっても気持ちの良いカメラには間違いありません。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] 入力の知恵・画像の知識 「デジタルカメラを使いこなそう! Part71」 「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜 「観察すること」 今回はカメラ側の確認ではなく、被写体側の確認です。 シャッターを切る以前に、肉眼で確認し、状況を把握することも必要です。 もう少し詳しく言うと、被写体をよく観察してください。 光の当たり具合や影の印象、奥行き感、反射や映り込み等、 両目で見たときと片目で覗いたときの違いも含めて スケッチするような感覚で細かく見ていきます。 相手が人物であった場合、もっと観察が必要です。 どんな気分なのか、何に興味を引くのかを会話の中から観察し、 衣装の状態や表情から疲れ具合や体調を観察します。 くっきりとしたすわりじわがあれば、長時間の移動があったとか、 気が乗っているかどうかはすぐにわかります。 観察することによって、感覚が被写体に乗り移ったような感じで 不思議と見えないものが見えてくるんです。 力のかかり加減や、調子の良い部分とそうでない部分。 質感も手触りの感覚でつかめたような気になります。 気になるだけかもしれませんが・・・ まぁ、そこまでやらなくても、 気が付かなかったキズや映り込みを発見することはよくあります。 カメラを構えなくても、撮ったようなつもりで観ていくと 案外いろんな発見があっておもしろいですよ。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク 「CMSのもやもや解消パート5」 前回の続きです。ようやく画像を開くところまでいきました。 今回は、フォトショップ上でのプロファイル操作です。 フォトショップで画像を開くと、 左下の方、%表示の横に画像サイズとか表示される枠があります。 この枠の右側についている三角印をプレスして、 「ドキュメントのプロファイル」に切り替えると、現在開いている画像の プロファイルが表示されるようになります。 プロファイルが埋め込まれていれば、ここに表示されます。 開くときに破棄したり、無いものをそのままで開いたりすると タグの無いRGBになります。 開くときに指定していなくても、 「イメージ」→「モード」→「プロファイルの指定」で付ける事が出来ます。 また、プロファイルを変更したい場合は、 「イメージ」→「モード」→「プロファイルに変換」で付け替える 事もできます。 通常の使用では、「sRGB」で十分ですが、 より広い再現を必要とする場合は、「AdobeRGB」で作業をします。 ただし、この場合は、 ミニラボ等でプリントする場合は「sRGB」に戻してから プリントに出さなければ色がおかしくなってしまいますので注意が必要です。 どちらの色域を使うにしても、保存するときには 必ずプロファイルは埋め込んでください。 プロファイルが付いていないと、どんな色環境で作られた画像なのか わからずに、データを受け取った側は困ってしまいます。 保存時に埋め込む方法は、保存コマンドの中で、 「カラー:ICCプロファイル」と言うところにチェックを入れるだけです。 もっとも、せっかく埋め込んでも無視して sRGBとして処理してしまうプリンタもあるのですが。 一般的なデジタルカメラの画像の多くがsRGBなので、 特にこの事で問題がおきている訳ではありませんし、 不慣れなプリントオペレーターが 誤解されて間違った使い方をするよりは無難なのも確かで・・・ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ [連載]  思いつきのショートコラム 「ユーザーインタフェイス」 EOS5Dを使ってて思ったことだけど、ユーザーインタフェイスって 性能以上に大切なんだなぁって。 どんなに高機能なものでも使いにくければその高機能も活きてこない。 カタログデータには載らない重要な要素っていくらでもあるんですね。 使いやすさもいろいろあるけど、 第一には直感に素直かどうか。 例えばシャッタースピードのダイヤルをどちらに回すと シャッタースピードが上がっていくのか。 これがまちまちだったら怖いよ。 そしてもっと使いやすくなると、使うことが面白くなる。 ストレスなく使える上に、次の想像を掻き立てるような見えない性能。 きっと何の変哲も無いのに良い道具として広く知られるものには、 この見えない性能が備わっているんだと思う。 ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ いいもの紹介 「たばねるチューブ」 えーっと、コード類を束ねてくるくる包む、らせん状のチューブがあります。 昔から知ってはいましたが、「ふん、そんなもん」って感じで 見過ごしていましたが、100均で見つけたので、試してみることにしました。 はじめは、いかにもかっこ悪そうで、全然使うつもりがなかったのですが、 ここまでケーブル類がごちゃごちゃしてくると、背に腹は代えられない。 特にテーブル上のモニターケーブル。 最近のモニターのケーブルは多いね。 信号ケーブル、電源ケーブル、スピーカーケーブル、おまけにUSBまで。 これらを一本にすっきりまとめると気持ちよさそう。 で、このたばねるチューブ。 取り付けは思ったよりも面倒で、くるくるくるくるくるくるくるくると 螺旋の数だけまわして付けていきます。 でも、作業が完了すると、なんとすっきり。 もっと早くから使っておけば良かった。 さあ、みんなたばねるぞ。 ┏┏┏  おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ -―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- 【標準カラービュアー】・・モニターの色あわせに! プリントの色評価に!             写真の色を確認するための道具です──【仕事用】 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/original_goods/ct_index.html -―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―- ===[PR]=====================================================       クロスインターネットならリンククラブ          http://www.linkclub.jp/      あたらしい、ユニークなドメインをお手軽に。 https://ssl.hosting-link.ne.jp/adbyclick.asp?c=0000030059&d=100000002522 ============================================================ ■ 問合せ先の「tsuji@chitanet.or.jp」は、受信専用ですので、   このアドレスからメール送信することはありません。   もし、このアドレスから送信されているメールがあったとすれば、   それはどこかからの偽装メールです。お気をつけ下さいね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ 質問、投稿、サンタクロースも大歓迎、   メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。 □ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので   http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて   登録者ご自身で登録・解除をしてください。 □ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を   利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ ) □ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も   利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ ) □ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について   いっさいの責任は負いません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏┏ ┏┏┏┏    デジタル写真セミナー 2005   11月号     No.113 ┏┏┏┏ ┏┏┏┏       発行人  辻徳 / Photographer       発行所  T+One DESIGN (辻写真館)            http://www.chitanet.or.jp/users/tok/   このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可やお恵みは       受信専用の「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。   ※ お問合せは、「デジセミ質問」から始まる題名でお願いします。     迷惑メール防止のため英文タイトルや、Yahooメールやhotmail等の     無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。     このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。 Copyright (C) 1997-2005 by Tokuaki Tsuji Presented by "PhotoStudio TSUJI" ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
                
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