92F 資料室
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━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
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まぐまぐ発行・配送数: 7467 部
めろんぱん発行・配送数: 1042 部
《目次》
・ [特集] 見る写真と手にとる写真
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(デジタルカメラを使いこなそう! Part72)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(CMSのもやもや解消パート6)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(ラップがあれば)
・ いいもの紹介 (リズムトランク)
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===== はじめに =====
あけましておめでとうございます。
年末年始号で失礼します。ぼくももうじき40才になります。
いろいろと変化のあった2005年でしたが、面白かったですね。
十何年か前にアップルのセントリスを買って遊びだしてから
デジタルの勢いは加速度的に広まってきました。
そしてPM7500を導入して本格的にレタッチ業務を始めたり
印刷原稿をレイアウトしたりしてたものでした。
12万円のRAMを4枚増設し、グラフィックボード、セカンドキャッシュ、
スキャナーが個人輸入で6000ドルもしたり、
ピクトログラフィも高いころだった・・・
結局、銀塩のフルデジタルのミニラボに落ち着いたけど、
あの頃は高い勉強代でした。
数年前からは、デジタルカメラが実用的になり
使えなかった150万画素一眼レフの時代から、
EOS10Dでレタッチすれば仕事になるレベルまで達し、
去年にはEOS5Dで生産性も飛躍的に向上しました。
手探りのワークフローで、実験と破壊の繰り返しでしたが、
ものすごい勢いで夢が実現化してきました。
さて、今年はどんな年になるのか。
「できる」が「使える」になり、「便利」になった今、
次はどの夢を現実にしていこうか。
それでは、今年もよろしくお願いします。
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[特集] 見る写真と手にとる写真
昔小学校のころ、国語の漢字の書き取りってあったよね。
読むだけでは覚わらないから、書いて頭に入れる学習法です。
漢字って、書けば書くほど自分のものにできるけど、
見たり読んだりしただけでは正しく覚えることができません。
漠然と字体のバランスは思い出せるけど書く事ができない。
写真もこれと同じなんです。
写真では書くって事は、プリントするって事です。
実は今に始まったことではないのですが、デジタルカメラが普及するに従って
写真作りの技術に危機感を感じています。
ネット等で情報が手に入りやすくなった分だけイメージは豊かになっても
それを形にする技術はみるみる低下しているんです。
これはDPEをしてても感じているのです。
ちょうどそれがデジタルカメラの普及とダブっているのは
なんらかの関係があるに違いないと思って注意していたら
やはり見る写真と手にとる写真の違いに原因があったようです。
ここで言う見る写真とは、携帯電話の画面やPCのモニターディスプレイに
写真を表示させてその画像を確認する行為です。
器機が表示する画像は、物質そのものではなく一時的に表示するもので
眺める対象となり、現物と比べて観察力を集中することができない。
DTPでも、画面上ではタイプミスを見過ごしやすいので、
わざわざプリントして文字をチェックするのもこのためです。
これに対してプリントされた画像は、そのプリント自体が形であり
現物である。
だから手にとって集中して観察することができる。
よって、この時の撮影からプリントまでの全てについて集中して理解でき、
この時の撮影テクニックを自分の物にすることができるんです。
写真はモニターで見ただけでは身に付かないもので、
プリントして手にとって観察してはじめて身に付くんです。
便利なデジカメがモノを創る力を弱らせてしまっているんですよ。
便利さって、楽をしてなまけるための使い方と、
可能性を推し進めるための使い方があるんです。
この罠に気をつけてね。
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[連載] 入力の知恵・画像の知識
「デジタルカメラを使いこなそう! Part72」
「実践!撮影前のチェック」 〜失敗しないための確認事項〜
「撮影&チェック」
さて、いよいよ撮影編も最後になりました。
72回にわたるデジカメ撮影のコツもこれで全てが終わります。
辻徳流撮影方法について、今はもう何も伝え残したものはありません。
明日になればまた新しい発見があるかもしれませんが、
過去については、これでかたちとして残しておくことができました。
消えていってしまわないうちに、現在に追いつけた感じです。
これからは過去の型を独自に発展させて、自分なりの表現で
今まで以上に挑戦的に、そして自由に楽しんでいきたいと思っています。
そこで欠かせない事は、すぐにチェックすると言う事。
撮影したときの思いが新鮮なうちに自己評価するんです。
誰に何をどう伝えたくて撮影したのか。
自分にはどう見えたのか。それが自分らしく表現できているか。
そして次の撮影に生かすこと。
この繰り返しなのですが、同じ繰り返しはしないこと。
常に違う繰り返しを心がけていけば進んでいくことでしょう。
常に違う繰り返し・・・やっていれば気がつくはずです。
それでは、
72回にわたるデジタルカメラを使いこなそう!のコーナーは
2006年の年明けと共に終わります。
良い年であることをお祈り申し上げます。
次はどんなテーマにしようかなぁ。
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[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「CMSのもやもや解消パート6」
さてさて、前回までの部分で保存の仕方は理解できましたでしょうか。
データを受け渡すときは、適切なプロファイルを埋め込みましょう
と言うことでしたね。
で、今回は自分でプリントする場合です。
自分でプリントすると言っても、業者じゃない限り写真の焼付けは
できないので、家庭用の機器をベースにすすめて行きましょう。
家庭用という事で、インクジェットプリンタでのプリントにとって、
カラーマネージメントはどのような関係になっているのでしょうか。
以前にも出てきたと思いますが、印刷方法を色管理の仕方で大きく分けると、
・プリンタドライバ独自の色処理
・OS(ICM・ColorSync)のカラーマネージメント
・アプリケーションのカラーマネージメント
の3つの流れがあります。
ぐだぐだつらねてもわかりにくいので、表にまとめてみました。
Adobe Photoshop 側の設定を何にしたら
プリンタドライバ側の設定を何にすればいいのか
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Adobe Photoshop 側の設定 : プリンタドライバ側の設定
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カラースペースを変更しない → ドライバによる色補正
→ (オートファイン等)
→ sRGB(Windowsドライバ)
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プリンタ側での → ICM(Windowsドライバ)
カラーマネージメント → ColorSync(Macintoshドライバ)
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プリンタプロファイルを指定 → 色補正なし
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カラースペースを変更しないと言う事は、フォトショップでもOSでも
何もせずに、プリンタが独自に色を再現すると言うことです。
買ってきたままだと、こうなっている事が多いです。
ICMもしくはColorSyncを使う場合は、OSが管理をするってことです。
フォトショップでは変換せずにOSによりますので、
プリンタドライバでこのどちらかを指定します。
フォトショップでプリンタプロファイルを指定する場合は、
プロファイルを使って出力機器に最適な値に変換してから出力するので
プリンタ側では補正がかからないようにしておかなければいけません。
用紙やインクのプロファイルが揃っている場合は、おすすめです。
これでプロファイルをどう使って色管理していけばいいのか
わかってもらえましたか。
あれもこれも使うのではなく、どれを使うのか選ぶのです。
二重補正にならないために。
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[連載] 思いつきのショートコラム
「ラップがあれば」
正月の準備の時、買い物から帰ってきたかみさんは、
買い物袋から食品を取り出して、容器やトレーから中身だけ出して
タッパに入れ替えたりラップで包みだした。
容器やトレーはそのままゴミ箱へ消えていった。
おい、ここでやるくらいなら店でやって来いよ。と思ったが、
スーパーには小さいビニール袋があるだけで、
さすがに、ビニール袋にひき肉等を直に入れるのは抵抗あるし、
そのまま冷凍した後で使う時のことを考えると、
なんとも出しにくそうである。
かと言って、ラップを持ち込むと商品と勘違いされてしまいそうで
気がひけるし、ラップを持ち歩く習慣も無い。
「スーパーに備え付けのラップがあれば、トレーの回収も進むのに」
ラップの設置からさらに進むと、
カンタンな下準備が出来る場所も欲しくなる。
食材についても、捨てる部分はあらかじめ剥ぎ取ってから持ち帰る。
・・・なに言ってんだろ。
ろくに家事も手伝わないヤツが。と言われそうだけど。
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いいもの紹介
「リズムトランク」
出張で講習会を行なう機会が多いので、
ポータブルのデータプロジェクターを持っており、
それを利用して、家族でDVD鑑賞会をちょくちょく開いては、
近所の家族とパーティを行なう事も増えてきました。
でも、居間にホームシアターを設置するほどの広さも無いので
いつも撮影スタジオに仮設で映画館を作っていました。
そこでいつも問題になるのがアンプとスピーカー。
ラジカセにつなごうとしても、
ピンの入力端子が無いものしか持ち合わせが無い。
いつもコンポを誰かに持ってきてもらっていました。
そこへ来て、先日ひょんなことから、リズムトランクとか言う
パカッとあけるとCDラジカセと言う変なシロモノをを入手した。
もちろんピンの入出力端子を装備している。
説明書が付いていなかったので、ネットで検索しようと思うが、
製造元も電源の仕様も何もなくWONDAとしか表示が無い。
このキーワードで探してみると、
・・・コーヒーWONDAの昔の景品だったなんて。
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