93F 資料室
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
━━━━━ インターネットメールで届く・デジタル写真専門誌 ━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2006 2月号 No.115
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏
┏┏┏┏ http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
まぐまぐ発行・配送数: 7346 部
めろんぱん発行・配送数: 1213 部
《目次》
・ [特集] レイアウトのツボ その1
(味付け)
・ [連載] 入力の知恵・画像の知識
(新デジタル写真用語集! Part1)
・ [連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
(ノイズを加える)
・ [連載] 思いつきのショートコラム
(幸せを呼び込む写真)
・ いいもの紹介 (方眼マット)
-―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―-
「デジカメ」「スキャナー」「モニター」「プリンター」の色合わせに・・・
デジセミオリジナル【色合わせの小道具】
カラーインプットターゲット+HTML形式の解説付き。2千円(送・税コミコミ)
希望の振込み方法を書いてtsuji@chitanet.or.jpへお問い合わせください。
折り返し、ご注文方法等をご案内させていただきます。
-―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―-
□ 広告募集 http://www.chitanet.or.jp/users/tok/koukoku.html
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
===== はじめに =====
いつまでやってもネタが尽きないのが不思議なぐらいのデジタル写真。
今年はもう一歩踏み込んで、レイアウト等の活かし方についても
やっていこうと思います。
ただ撮るだけでも十分おもしろい。時間がたてば貴重な宝物。
そして、何をどう伝えるか、写真はほんと、面白い。
では、2月号をどうぞ。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[特集] 「レイアウトのツボ その1(味付け)」
写真は面白い。撮ることも伝えることも。
そして組み合わせると、もっと面白い。
写真と写真、写真と文字、イラスト、アイコン、・・・
これらを組み合わせて、オリジナルポスターを作るともっともっと面白い。
でもレイアウトは難しい。
そこで今回は、レイアウトと言うものをパターンで区分けして
おおまかな体系付けを行ないます。
そうすることによって、暗黙のルールが見えてくるのです。
では早速進めていきましょう。
まず始めに、何のための物なのかをはっきりさせましょう。
使用目的です。ここをしっかりと打ち付けて動かないようにしておきます。
これによって、レイアウトのイメージ作りが大きく3つに分類されます。
前もって言っておきますが、これはぼくの経験上の勝手な思い込みですので、
まちがっていても責任は取れませんよ。
でも、そんなにはずしていない割に、難しいレイアウトの世界を
わかりやすく体系付けできたと思っています。
1.新聞のように誠実で実用的なイメージ:味付け→(実用味)
2.開放的で親しみやすいカジュアルなイメージ:味付け→(楽味)
3.憧れや情緒的なスピリチュアルなイメージ:味付け→(夢味)
ちょうど昔に流行った、スタイル・ファッション・モードみたいですが、
世の中、何でも3つに分けようと思えば分けられるんです。
で、使用目的からどんな味付けがいいのかをセレクトします。
全ての作業は、使用目的から発想します。
何度もくどいようですが、何のための物なのか
使用目的をしっかりと打ち付けて動かないようにしておかないと、
焦点がぼやけてピンボケ写真のようなレイアウトになってしまいます。
ね、写真を撮ることって、全てに通じるもんだと思いませんか?
生き方においても、仕事においても。
話題がそれてしまいましたが、使用目的から味付けをセレクトしたら
次にレイアウトに使う要素を選びます。
どんな要素を取り入れればこのような味付けになるのか・・・
長くなりますので、この要素については次回にしましょう。
今回はイメージの味付けについてでした。
では、次回をお楽しみに。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 入力の知恵・画像の知識
「新デジタル写真用語集! Part1」
さて、今回から新しくなりましたこのコーナー、何にしようかと
いろいろ考えましたが、ほとんどの方が用語でつまづいて
理解が遠のいている現状が続いているようですね。
そこで、一度ここらで現代版のデジタル写真用語集なるものを
積み上げ始めてみたいと思い、この場を使って書き出して行こうと思います。
思いつくままですので、順序もばらばらになりますが、そこは勘弁。
「ACE」アドビカラーエンジンの事。カラーマネージメントで使われる
代表的なもの。フォトショップでおなじみのアドビ社がOSに依存せずに
色再現の互換性を実現させようとしたもの。
「AdobeRGB」カラープロファイルのひとつで、汎用的なsRGBよりも色域が広く
印刷可能な色を想定して色域を定義しているが、モニターで確認することは
難しい。
「AWB」いわゆるオートホワイトバランス。デジタルカメラの撮影で、
画面内の白い部分がニュートラルな色になるよう自動的にホワイトバランスを
設定してくれるもの。夕焼けの感動も中和してくれる。
「AE」自動露出の事。被写体の明るさをカメラが判断して、自動的に露出を
決めてくれる機能。プログラムAEとか、絞り優先、シャッター優先など
いろいろあるが、結局は単なるシャッタースピードと絞りの関係。
「AEB」自動露出ずらし撮影。1回のシャッターボタンで、露出をずらした
複数のカットを連続撮影する機能。露出に自信の無い時や、
確実に適を出したいときに使うアナログ来の機能。
デジタル一眼では、RAW撮影で現像時に多少ごまかせるので一般では影が薄い。
「CCD」電荷結合素子。光を電気信号に変換するセンサー。
デジカメのフィルムに相当する撮像素子の部分。
帯電するのか、ほこりが付きやすく、神経を使う。
「CMOS」相補型金属酸化物半導体。昔はおもちゃカメラで使われていたが、
現在ではノイズも改善されて、低消費電力と高速転送を活かして
高画素の一眼レフにも採用されている。
使う側からすればCCDと区別する必要もなく、同じような働き。
「CD-R」1回書込できるCD。安いので、データを書き込み恵んでやれる。
書き換えができないので、データの保存用にも向いているが、
粗悪品に当たると、去年のデータが読み込めないと言う事も。
「CD-RW」全部消して書き直せるCD。昔は細かなバックアップ用途もあったが
ライティングの面倒さで、外付けHDDに取って代わられているのでは。
「CF」CFカード。コンパクトフラッシュ。デジカメのメモリーカード。
デジタル一眼の高級機など、プロ機材ではまだ主流だが、
いつコンシューマーのSDに取って代わられるのか。
「CMS」カラーマネージメントシステム。
入力からモニター確認、出力までの色あわせの手法。
アドビ社はACE、MacOSではColorSync、WindowsではICMと、
それぞれが主張するのでややこしくなっているもの。
「CMYK」シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクのこと。
印刷向けのモードで、デジカメではRGBモードから変換して使う。
「ColorSync」カラープロファイルを利用して色合わせをするCMSのひとつ。
MacOSに標準装備されているが、現在でも使われているのかは不明。
「CPU」パソコンの心臓部で、演算処理や制御をする部分。
これが速くて能力の高いものは、だいたい処理も速いものだが、
パワフルな熱血男のように、近づくだけで熱くてうるさい。
「CRT」ブラウン管。一般的には、最近はあまり見なくなったブラウン管式の
モニターディスプレイのことを示している。
高級機は色再現は良いので、写真の分野でこだわり派のご用達。
まずは、A〜Cまでかな。
先は遠いね。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] ちょっとかしこいフォトショップ・テク
「ノイズを加える」
最近のデジタルカメラの普及にはものすごいものがありますね。
撮ったままの画像では、銀塩の画質にはとうてい及ばないものばかりですが、
この程度で十分だから普及しているのかと思うと、泣けてきます。
画質調整さえすれば、銀塩なんて軽く追い越してしまうのに、
ほんと、もったいなく思います。
とは言え、その画質調整の手間を考えると、それもどうかと・・・
では、どんな部分を調整すればいいのか?
まずは、ダイナミックレンジ。
これは言わずと知れたレベル補正での、白を白く、黒を黒くです。
そしてガンマ。
トーンカーブで白を飛ばさずにハイライトを立たせたりする作業です。
それから、濃度に応じた彩度。
中間濃度に比べて、明るい部分や暗い部分では、彩度の限界が低くなります。
そのまま濃度を変えてしまうと色が浮いてくるんです。
ハイライト部に妙に色が乗ってしまう現象は、デジタル独特の嫌な画ですね。
これらの色調補正をするためには、画をよく観察して何度も経験して
その積み重ねによって経験から勘どころをつかむ必要があります。
そして大きな違いであるのが粒状感。
上質な受光素子で撮影された画像は、非常にノイズの少ないきれいな
画像が得られます。
感度を下げて撮影されたものは特に気持ち悪いほどツルンとした画で、
多少ざらついていた方が自然に見えるのは、銀塩フィルムに
慣れてしまっているからかもしれませんね。
物は試しに、このきれいな画像にわずかにノイズを加えてみます。
すると、モニターで見ている段階では、あきらかに汚くなってしまいますが、
プリントしてみると、あら不思議。
ヌメッとした気持ち悪さが消えて、なんとなくかっちりした感じに
プリントされるんです。
経験上のミニラボでの事ですので、
他の環境ではどうなるのかわかりませんので、悪しからず・・・
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
[連載] 思いつきのショートコラム
「幸せを呼び込む写真」
犬が死んじゃった。
黒のトイプードルで16年もいつも一緒だったのに・・・
信じられないってのが正直なところ。
飲んで帰ってくると、いつも出迎えてくれて、
今でもつい、探しちゃう。
写真って、やっぱり大切なんだって、あらためて感じています。
戌年だから、今年の年賀状には一緒に入って写ったのが
ひとつの幸せのかたちだったのかなぁ、なんて。
写真は幸せな時を保存できます。
その時は気付いていないけど、時がたてば気付きます。
写真を手にすると、その頃の幸せを呼び込んでくれます。
そのことに気付くんです。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
いいもの紹介
「方眼マット」
一眼レフのファインダー内で、
フォーカシングスクリーンが交換できるものがあります。
ぼくはキヤノンEOS-5Dで「Ee-D」というタイプの方眼マットを使っています。
手持ち撮影になると何が変わるのか・・・
それは傾きに対していい加減になってしまうって事です。
スタンドに固定して中型カメラを使っていた頃は、水平には敏感でしたが
手持ちになってからというもの、
姿勢が悪いのか、微妙に傾いていることが多くなりした。
あのひし形に並んだフォーカスポイントも気持ち悪いけど
どうも傾く傾向がある。
そこで、方眼マットに交換してみました。
すると、撮影が楽になり、水平に神経を使わなくても
そこそこしっかりするようになりました。
そしてもうひとつの利点として、四つ切りサイズ等に引き伸ばす時の
縦横比率の目安がつかみやすくなりました。
いちばん外側のラインがほぼその比率になっています。
これはいい。
┏┏┏ おしらせ ┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
■職業としての写真関係者のための「リアルML」やってます。
詳しくは、ホームページにて。
※注
迷惑メール措置のため英文タイトルや、Yahooメール・hotmail等の
フリーアドレスからのメールは、自動削除の設定にしています。
お問い合わせは、契約プロバイダ発行のメールアドレスからお願い致します。
-―PR―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―-
【標準カラービュアー】・・モニターの色あわせに! プリントの色評価に!
写真の色を確認するための道具です──【仕事用】
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/original_goods/ct_index.html
-―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―--―-
===[PR]=====================================================
リンククラブ・ドメイン・パーキング(L.D.P)!
□充実機能でこの価格!最安値!!
・複数ドメインの一括管理ができるL.D.Pユーザ管理室
・ホームページ準備期間のプロモーションとして使えるメッセージサイト
・登録者情報/DNS仕向先設定変更可能!
https://ssl.hosting-link.ne.jp/adbyclick.asp?c=0000030055&d=100000002522
============================================================
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 質問、投稿、福はうちも大歓迎、
メールアドレスを掲載してもいい場合は本文中に書いて下さいね。
□ 配信の解除・変更は、こちらからは配信先アドレスが確認できないので
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/の「会報のご案内」ページにて
登録者ご自身で登録・解除をしてください。
□ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して配送しています。ID=1481 ( http://www.mag2.com/ )
□ このメールマガジンは、気になるメルマガスタンド『めろんぱん』も
利用して配送しています。ID=482 ( http://www.melonpan.net/ )
□ このメールおよび内容により生じる損害・トラブル等について
いっさいの責任は負いません。
■ 問合せ先の「tsuji@chitanet.or.jp」は、受信専用ですので、
このアドレスからメール送信することはありません。
もし、このアドレスから送信されているメールがあったとすれば、
それはどこかからの偽装メールです。お気をつけ下さいね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏
┏┏┏┏ デジタル写真セミナー 2006 2月号 No.115
┏┏┏┏
┏┏┏┏
発行人 辻徳 / Photographer
発行所 T+One DESIGN (辻写真館)
http://www.chitanet.or.jp/users/tok/
このメールマガジンへのご意見ご感想、転載許可やお恵みは
受信専用の「tsuji@chitanet.or.jp」までお知らせください。
※ お問合せは、「デジセミ質問」から始まる題名でお願いします。
迷惑メール防止のため英文タイトルや、Yahooメールやhotmail等の
無料アドレスからのメールは、自動的に削除され受け取れません。
このご時世ですので、なにとぞご理解をお願いします。
Copyright (C) 1997-2006 by Tokuaki Tsuji
Presented by "PhotoStudio TSUJI"
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

3月号へ 1月号へ 93Fロビーへ出る